ダーティハリー3
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ダーティハリー3 The Enforcer |
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監督 | ジェームズ・ファーゴ |
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製作 | ロバート・デイリー |
脚本 | スターリング・シリファント ディーン・リーズナー |
出演者 | クリント・イーストウッド |
音楽 | ジェリー・フィールディング |
撮影 | チャールズ・W・ショート |
公開 | 1976年12月22日 |
上映時間 | 96分 |
製作国 | アメリカ |
言語 | 英語 |
前作 | ダーティハリー2 |
次作 | ダーティハリー4 |
allcinema | |
IMDb | |
『ダーティハリー3』(原題 The Enforcer)は、1976年製作のアメリカ映画。ワーナー・ブラザーズ提供。
目次 |
[編集] あらすじ
注意 : 以降に、作品の結末など核心部分が記述されています。
ある女性がガス会社のトラックをヒッチハイクした。女はとある崖の所へ車を誘導し、社員2人を残して小屋に入る。女が戻ってくるのを待つ社員であったが、見知らぬ男が突然背後からやってきて1人を刺殺。もう1人を散弾銃で射殺した
一方、酒屋に押し入った強盗を例のごとく.44マグナムで片付けた、サンフランシスコ市警のダーティハリーことハリー・キャラハン刑事は、1万ドルを越す損害を出したことにより人事課へと移動を命ぜられる。警察官の刑事昇任試験で面接を担当したハリーは面接会場でケイト・ムーアという頼り無さそうな女性警官と出会う。
その夜、ボビー・マックスウェル率いるテロリスト集団は強奪したガス会社のトラックを使い、見張りを殺して陸軍の武器庫に忍び込んだ。そこで彼らは大量のM16とM72 個人携帯対戦車弾を盗み出した。だがそこへハリーの親友であるフランクが駆けつける。テロリストを逮捕しようとするが、返り討ちに遭い背中をナイフで刺された。病院へ急行したハリーだったが時既に遅し。フランクは静かに息を引き取った。
殺人課に戻されたハリーにあのムーア刑事が相棒としてつけられた。陸軍のM72 個人携帯対戦車弾の試射では危うく大怪我しそうになるし、死体解剖に立ち会って気分を悪くする始末。解剖場から出たその時、隣の建物で爆発が起こった。黒人の過激派が爆弾を仕掛けたのだ
ハリーの必死の追跡により、男は黒人の過激派ビッグ・エド・ムスタファに深い関わりがあると判明。ハリーはムスタファに話を聞きに行くが、そこで彼の口から一連の事件の犯人はベトナム帰還兵の殺人狂・ボビー・マクスウェルだと聞かされる。彼のアジトを後にするハリーだったが、直後にマッケイ率いるSWATがアジトを包囲、ムスタファを逮捕した。
ハリーとムーアは市長賞を受賞することになるが、ハリーはこれを拒否したために上司から180日の停職処分を受ける。しかし移動中の市長の車をマクスウェル率いる過激派が急襲。市長を誘拐しアルカトラズ島へ向かった。
上司の命令を無視してアルカトラズへと乗り込む2人。ムーアが激しい銃撃戦の末に市長を助け出すが、直後マクスウェルの凶弾に倒れて息を引き取った。
市長を人質に見張り塔へと上るマクスウェル。その際に落としたロウ式ロケットをハリーは拾い上げる。マクスウェルはハリーに向かってM16を乱射するが、ついに弾が尽きた。次の瞬間、バズーカ砲が火を噴き、塔の頂上部もろともマクスウェルを吹き飛ばした。
[編集] 出演
- ハリー・キャラハン:クリント・イーストウッド
- ケイト・ムーア:タイン・デイリー
- アル・ブレスラー:ハリー・ガーディノ
- マッケイ本部長:ブラッドフォード・ディルマン
- フランク・ディジョルジョ:ジョン・ミッチャム
- ボビー・マクスウェル:デヴァレン・ブックウォルター
- 市長:ジョン・クロウフォード
- ワンダ:サマンサ・ドーン
- ブチンスキー:ロバート・F・ホイ
- ミキ:ジョセリン・ジョーンズ
- ジョン神父:M・G・ケリー
- マーティン:ニック・ペリグリノ
- エド・ムスターファ:アルバート・ポップウェル
[編集] 日本語吹替
1983年テレビ朝日「日曜洋画劇場」
- ハリー・キャラハン:山田康雄
- ケイト・ムーア:戸田恵子
- アル・ブレスラー:田口計
- マッケイ本部長:小林勝彦
- フランク・ディジョルジョ:今西正男
- ボビー・マクスウェル:玄田哲章
- 市長:島宇志夫
- ブチンスキー:石丸博也
- ジョン神父:若本紀昭
- エド・ムスターファ:渡部猛
- 演出:春日正伸
- 翻訳:進藤光太
- 調整:山田太平
- 効果:PAG
- 製作:日米通信社
- 配給:ワーナー・ブラザーズ
[編集] シリーズ作品
[編集] 関連項目
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