ビリーヴ
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性別 | 牝 |
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毛色 | 鹿毛 |
品種 | サラブレッド |
生誕 | 1998年4月26日 |
死没 | (現役繁殖牝馬) |
父 | サンデーサイレンス |
母 | グレートクリスティーヌ |
生産 | 上水牧場 |
生国 | 日本(北海道鵡川町) |
馬主 | 前田幸治 |
調教師 | 松元茂樹(栗東) |
競走成績 | 28戦10勝(海外1戦0勝を含む) |
獲得賞金 | 4億6031万3000円 |
ビリーヴ(1998年4月26日 - )は父サンデーサイレンスと母グレートクリスティーヌの間に生まれた鹿毛の牝馬。
現役時代は栗東の松元茂樹厩舎に所属。通算成績は28戦10勝。
4歳(2002年)の夏前から本格化し、短距離路線の有力馬として名を馳せるようになった。4歳夏に1600万条件に降級したが、そこからは条件戦を2連勝し岩田康誠を背にセントウルステークスに出走、そこで勝って初重賞制覇し、GIのスプリンターズステークスに駒を進める。この年は新潟での開催で、鞍上には武豊騎手を背に出走。この年の高松宮記念を制したショウナンカンプや、安田記念を制したアドマイヤコジーンを退けての1番人気であった。レースでは終始最内を進み、直線で進路が狭くなりかけたが、逃げ粘るショウナンカンプと差して来たアドマイヤコジーンを半馬身差退けて優勝した。この年に急逝した父サンデーサイレンスに初のスプリントGIのタイトルをもたらした。
続いて12月にショウナンカンプとともに香港スプリントに出走したが、そこでは初の直線競馬や輸送などもあり12着に敗れた。しかも悪いことに、この年ビリーヴは唯一古馬牝馬でGIを勝っていたのに、JRA賞最優秀4歳以上牝馬のタイトルも受賞できなかった。(受賞したのはダイヤモンドビコー。)
翌2003年2月に阪急杯で復帰。そこでは前々から騒がれていた気性難を露呈してしまい、9着に敗れる。不安が囁かれる中、続くレースは春のスプリント王決定戦・高松宮記念。この年からJRAの騎手となった安藤勝己騎手が初めての騎乗。しかし前走・阪急杯での惨敗があってか、3番人気に甘んじた。1番人気はその阪急杯を制した前年の覇者ショウナンカンプ、2番人気は4歳馬のサニングデール。それに続いたのが本馬であった。レースは圧倒的人気のショウナンカンプが逃げ、ビリーヴは3番手での競馬。かなりのハイペースとなり、逃げたショウナンカンプは直線脚色が悪くなる。4コーナーでは2番手にいたビリーヴがそこから抜け出し後続を寄せ付けず見事に優勝。名実ともにスプリント王となった(ちなみに、高松宮記念・スプリンターズステークスを制覇したのはフラワーパークとトロットスター以来3頭目である)。また、騎乗した安藤勝己にとってのJRAのGIはうれしい初勝利となった。その後は京王杯スプリングカップ、続く安田記念に出走したが、やはり距離が長いのか敗戦が続いたものの、函館スプリントステークスでは貫禄を見せ、久々の勝利を挙げた。
そして引退戦となったスプリンターズステークス。スプリント女王として負けられない1戦は堂々の1番人気であった。レースは4コーナーで早くも先頭に立ち、有終の美を飾れるかと思われたが、そこに大外から襲い掛かってきたのがデュランダルであった。写真判定の結果、わずか15cmの差で2着に敗れたのだった。
能力が高いと距離の融通が利く馬の多いサンデーサイレンス産駒としては珍しく、競走成績は通算10勝すべてが1200mという生粋のスプリンターであった。また、同年のJRA賞で、最優秀4歳以上牝馬のタイトルもようやく受賞し、これを土産に繁殖入りする。
2004年よりアメリカに渡り繁殖牝馬となり、2005年1月28日に父キングマンボの牡馬を出産した。
[編集] 血統表
ビリーヴの血統 サンデーサイレンス系(ヘイルトゥリーズン系)/(Nearctic4×4=12.5% Almahmoud4×5=9.38%) | |||
父
*サンデーサイレンス Sunday Silence 1986 青鹿毛 |
Halo 1969 黒鹿毛 |
Hail to Reason | Turn-to |
Nothirdchance | |||
Cosmah | Cosmic Bomb | ||
Almahmoud | |||
Wishing Well 1975 鹿毛 |
Understanding | Promised Land | |
Pretty Ways | |||
Mountain Flower | Montparnasse | ||
Edelweiss | |||
母
*グレートクリスティーヌ Great Christine 1987 鹿毛 |
Danzig 1977 鹿毛 |
Northern Dancer | Nearctic |
Natalma | |||
Pas de Nom | Admiral's Voyage | ||
Petitoner | |||
Great Lady M 1975 芦毛 |
Icecapade | Nearctic | |
Shenanigans | |||
Sovereign Lady | Young Emperor | ||
Sweety Kid F-No.22-d |
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