ヘルメス (小惑星)
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発見 A | |
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発見者 | カール・ラインムート |
発見日 | 1937年10月28日 |
仮符号 | 1937 UBB |
分類 | アポロ群 |
軌道要素C 元期 2005年8月18日(JD2453600.5 ) |
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離心率(e) | 0.624 |
軌道長半径(a) | 0.622 AU |
近日点(q) | 1.655 AU |
遠日点(Q) | 2.69 AU |
公転周期(P) | 2.129年 |
平均軌道速度 | ? km/s |
軌道傾斜角(i) | 6.068 度(deg) |
昇交点黄経(Ω) | 34.511 度(deg) |
近日点引数(ω) | 92.401 度(deg) |
平均近点角(M) | 279.572 度(deg) |
物理的性質 | |
直径 | 300-450 m & 300-450 m |
質量 | ? ×10? kg |
密度 | ? g/cm3 |
表面重力 | ? m/s2 |
脱出速度 | ? km/s |
自転周期 | ? |
スペクトル分類 | S |
絶対等級(H) | 17.49 |
アルベド | ? |
平均表面温度 | ? K |
ヘルメス(へるめす:69230 Hermes)は、太陽系の小惑星のひとつで、アポロ群に属する。現在では軌道が確定した小惑星のみ番号が与えられるが、ヘルメスは仮符号および命名がなされたあと、1937年の発見後長年行方不明になっていた。2003年10月にLONEOSのブライアン・スキッフにより撮影された画像から、ティモシー・スパールにより66年ぶりに再発見(後に2001年、2002年の観測記録も確認)され、軌道も確定した。
このようにヘルメスは長年の間、番号が振られる以前から名前がつけられていた稀有な例であるが、これは1937年10月28日にドイツのカール・ラインムートが地球から約77万キロを通過しているのを発見したが、5日間観測された後にその後の追跡観測でも確認できなかったためである。これはヘルメスが直径1キロ未満の小惑星としても小さいためでもあるが、これは近日点のころに地球軌道の内側に入り込んで交差しているうえ、大きな楕円軌道のため地球や火星などを通過するときに摂動を受けるので軌道が変わりやすく不安定であるためである。
ヘルメスは2003年11月4日には地球から約720万キロを通過したが、軌道の計算によれば1942年(第二次世界大戦のために観測されず?)4月には36万Kmと月の軌道よりも近い地点を通過するなど、将来地球に衝突する可能性のある小惑星でもある。
なお、ヘルメスはアレシボ天文台の電波望遠鏡によるレーダー観測により、直径約300-450mの二つの天体が約1kmの距離で互いに回りあっている二重小惑星であることが分かった(外部リンク参照)。
[編集] 命名
ヘルメスは、 ギリシア神話に登場する青年神であり、ゼウスとマイアの間に誕生した子とされる。オリュンポス十二神の一柱であり旅人、泥棒、商業、羊飼いの守護神でもある。
[編集] 関連項目
[編集] 外部リンク
- 69230 Hermes の軌道 (NASA・HPより 英語版)
- Radar observations of long-lost asteroid 1937 UB (Hermes) - UCLA