ポール・ル・フレム
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ポール・ル・フレムまたはポール・ルフレム(Paul Le Flem, 1881年3月18日 - 1984年7月31日)は20世紀フランスの作曲家・指揮者・音楽教師。ブルターニュ出身。パリのスコラ・カントルムでヴァンサン・ダンディとアルベール・ルーセルに師事。後に自らも母校の教壇に立ち、エリック・サティやアンドレ・ジョリヴェらを指導した。
ル・フレムの作品は生地ブルターニュに強く影響されており、たいていの作品にその風景が反映されている。第一次世界大戦までにいくつかの大作を作曲しており、《交響曲 第1番》や《ピアノと管弦楽のための幻想曲》、歌劇《サン=マロの夜鳴き鶯 Le rossignol de St-Malo 》などがある。戦時中は一時的に創作活動に句切りをつけ、その後も音楽評論や合唱指揮に没頭した。1938年に作曲を再開し、さらに3つの交響曲や、2作目の歌劇《海から来た女魔術師 La magicienne de la mer 》などを作曲した。1976年に95歳で音楽界から引退した。
舞台作品は2つの歌劇のほかに、歌つき寓話《オーカッサンとニコレット》を含む。《死者のために》《子供のための小品集》は、いずれも1912年に作曲されたが、それから数年後に管弦楽用に編曲された。《死者のために》は、夭逝した二人の実子への追悼作品である。交響曲のほかに、いくつかの描写的な管弦楽曲も作曲しており、《海にて En mer 》や《大海の声 La voix du large 》といった作品がある。ジャン・テデスコの短編映画にも楽曲を提供した。