ミニマム級
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ミニマム級(英:Minimum weight)、ストロー級(英:Straw weight)、もしくはミニフライ級(英:Mini fly weight)は、ボクシングなどの格闘技で用いられる階級の1つである。
なお、「ストロー」とは「藁」の意味で、「ミニマム」とは「最小限」の意味である。
[編集] ボクシング
プロボクシングでの契約ウェートは、105ポンド(47.627kg)以下である。 全17階級中最軽量級の階級である。
ミニマム級はWBAでの呼び方で、WBCではストロー級、IBFおよびWBOではミニフライ級と呼ぶ。日本での呼び方は、現在はミニマム級に統一されている。
1987年に創設された最も新しい階級で、WBCの初代ミニマム級王者は、弱冠18歳9ヶ月の井岡弘樹。またWBA同級の初代王者は、ミニマム級~スーパーフライ級の4階級を制覇するレオ・ガメスである。
この階級の日本ジム所属最新世界王者は、WBA(暫定)の高山勝成(グリーンツダ 2006.11.7~2007.4.7)
ミニマム級・ライトフライ級・フライ級・スーパーフライ級・バンタム級・スーパーバンタム級・フェザー級・スーパーフェザー級・ライト級・スーパーライト級・ウェルター級・スーパーウェルター級・ミドル級・スーパーミドル級・ライトヘビー級・クルーザー級・ヘビー級
[編集] ムエタイ
ムエタイではボクシングの階級を元にしている為、ボクシングと似ている。アマチュアでは世界ムエタイ連盟(WMF)がミニフライ級は45~48kgとしている(アマチュアではジュニア部門にこれ以下の階級が存在する)。プロに関しては世界ムエタイ評議会(WMC)はミニマム級(ミニフライ級)を47.727kg(105ポンド)以下と定めている。
[編集] シュートボクシング
世界シュートボクシング協会の公式ルールが定めるところによればプロでは47kg以下をミニマム級としている。