ヤジリハブ
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?ヤジリハブ | ||||||||||||||||||
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分類 | ||||||||||||||||||
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学名 | ||||||||||||||||||
Bothrops atrox (Linnaeus, 1758) |
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和名 | ||||||||||||||||||
ヤジリハブ | ||||||||||||||||||
英名 | ||||||||||||||||||
Common lancehead |
ヤジリハブ Bothrops atrox (フランス語: Fer-de-lance フェルデランス)は、爬虫類有鱗目ヘビ亜目クサリヘビ科アメリカハブ属に分類されるヘビで、中央アメリカからアルゼンチン北部にかけての森林に生息する。有毒。
ヤジリハブという名称は、広義には Bothrops 属全体を指すが、ここではその中の一種 B. atrox について解説する。
目次 |
[編集] 特徴
全長は1-2mで、灰色に近い茶褐色の地肌に大きなダイヤのような斑紋が並ぶ。ホンハブに比べると、体色はやや地味で、落ち葉に隠れると、まったく目立たない。頭は三角形で、鏃に似ていることが本種の名前の由来である。
[編集] 生態
おもに森林地帯に生息し、地上でも樹上でも活動する。また、畑や果樹園などのプランテーションにも侵入し、人が噛まれる被害が多い。餌は主に小動物で、特に哺乳類や鳥類を好む。鼻のすぐ下にあるピット器官で獲物を見つけると、目にもとまらぬ速さで毒牙を獲物に突き刺し、一瞬で毒を撃ち込む。そして次の瞬間には元の体勢に戻って、次の攻撃に備えている。
[編集] 毒
本種の毒は非常に強烈で、その主成分は出血毒であるが、大人の男性でもまともに噛まれると20分で死亡するといわれる。一瞬の毒の注入で、人の致死量の数十倍もの毒を体内に撃ち込むことができるため、本種は中南米では最も危険な毒蛇といわれる。 また、ある死亡事故の例では被害者の傷口を洗った人が、指先に小さな傷が付いていたためにそこから毒が体内に侵入し翌朝死亡するという、もらい毒による死亡例も起きている。