レモネード
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レモネード(lemonade、lemon ade(英ではlemon squashという )は、レモンの果汁にハチミツやシロップ、砂糖などで甘味をつけ、冷水で割った飲料。
冷水の代わりに熱湯を用いればホットレモネードになる。
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[編集] 世界のレモネード
「レモネード」は世界各地で飲まれているが、その中身は国や地域によって異なっている。
- 炭酸の入っていない砂糖入りレモン水。
- 炭酸入りで、砂糖かあるいは甘味料入りのレモン水。7-UP や Sprite といった商品にはレモン及びライムが利用されている。レモネードとビールのカクテルは「シャンディー(shandy)」。アメリカでレモネードとして呼ばれている無炭酸の加糖レモン水は、イギリスではほとんど見かけない。
- 無色透明の炭酸レモン水のことを Sprite と呼ぶ。これはイギリスでも用いられる。これがレモン果汁などで濁っていると「レモンスカッシュ」と呼ばれ、Solo や Lift といった商品がある。僅かに、ただのレモン果汁のことを「レモンスカッシュ」と呼ぶこともある。
- フランス語では "limonade" と言う。イギリスと同様の炭酸飲料で、Lorina や Pschitt といった商品が該当する。ビールと "limonade" のカクテルは Panache と呼ばれ、これはイギリスのシャンディーと同じ。
- フィンランド語では "limonadi" あるいは "limu" と言う。コカコーラのような炭酸飲料全般をレモネードと呼ぶ。例えば "Omena Limonadi" と言うのは、英語で言うと "Apple Lemonade" のこと。
- ドイツ語では "Limonade" とか "Limo" と言う。炭酸飲料全般を言うが、特に甘いレモン風味の飲料は "süßes Sprudel" と呼ばれる。ビールとこのレモネードのカクテルはドイツ南部では "radler"、ドイツ北部では "Alsterwasser" で、白ワインとレモネードのカクテルは "Limoschoppen" または "Süßgespritzter" と呼ばれる。
- 甘い濃縮果実酒を水で割ったもの全般を指す。
- 茶餐廳と呼ばれる飲食店では、シロップで甘くした水にスライスされたレモンを添えたもので、"檸檬水" などと呼ばれる。
- レモン風味の炭酸水を指すが、「白レモネード」と「赤レモネード」がある。白レモネードは他国にある無色の炭酸入りレモン水と同じだが、炭酸で泡立つ赤レモネードはアイルランド特有。
- アメリカと同じレシピの砂糖入りレモン水で "nimbu pani'" と呼ばれる。
- レモン水そのもののことを指すか、あるいは、皮を剥いてないレモン・氷・冷水と砂糖(あるいはクリーム)をシェイクしたものを言う。このシェイクしたものは特に "swiss lemonade" と呼ばれる。
[編集] 歴史
炭酸の入っていない方のレモネードは商業用ソフトドリンクの中でも最も古い部類にあり、少なくとも17世紀には販売されていた。1676年、パリにおいて "Compagnie de Limonadiers" と呼ばれる業者団体が結成され、レモネード販売の専売権を取得している。業者たちはレモネードを作りそれをタンクで運び、カップに注いで販売していたという。[1]
[編集] ラムネ
日本で飲まれている「ラムネ」はこの「レモネード」が訛ったものである。詳細はラムネ (清涼飲料)の項目を参照のこと。