ロシア連邦共産党
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ロシア連邦共産党 Коммунистическая партия Российской Федерации |
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党首 (中央執行委員会議長): |
ゲンナジー・ジュガーノフ |
成立年月日: | 1993年 |
党本部所在地: | モスクワ |
政治的立場: | 共産主義(愛国主義、ナショナリズムの影響が強い) |
下院議席数: | 46/446 |
色(イメージカラー): | 赤 |
国際提携: | 共産党連合・ソ連共産党 (Union of Communist Parties - Communist Party of the Soviet Union、 UCP-CPSU) |
ウェブサイト: | www.CPRF.ru |
ロシア連邦共産党(ロシアれんぽうきょうさんとう、ロシア語: Коммунистическая партия Российской Федерации, Kommunisticheskaja partija Rossijskoj Federatsiji、英語: Communist Party of the Russian Federation)は、ロシア連邦(ロシア)の共産主義政党。エリツィン、プーチン両政権を通じて、野党の中心的存在として政権を批判してきた。党員は約50万人。党首はゲンナジー・ジュガーノフ中央執行委員長。
ロシア連邦共産党は、ソ連共産党の崩壊の後を受けて、1993年にロシア共産党再建のため組織委員会が発足し、旧ソ連共産党の党員が結集したところから始まる。こうしてロシア連邦共産党が結成され党首にジュガーノフを選出した。同党は、エリツィン政権下でアナトリー・チュバイス、エゴール・ガイダルらの主導によっておこなわれた経済改革(ショック療法)により生活を直撃された低所得者層の支持を獲得していった。ロシアの独自性を無視した急進的な資本主義市場経済の導入や、チェチェン紛争に対してエリツィン政権に批判を加えた。
1995年1月21日第3回党大会を開催し、新しい綱領を採択した。このロシア連邦共産党綱領は、ソ連共産党綱領を批判的継承した文書と評価される。長期的戦略目標としてロシアの直面している政治的、経済的危機の克服と社会主義体制復活の準備、社会主義体制への移行、社会主義の発展という三段階による「社会主義の復活」を掲げた。その中で当面は、第一段階に立脚し、議会の内外による活動を宣言し、人民代議員大会の復活、ソ連邦再建やショック療法、民営化の放棄などを謳った。
同時に党大会ではロシア連邦共産党のイデオロギー及び権力獲得の戦略を集約し、同党がボリシェヴィキ以来のソ連共産党の後継者であり、国際共産主義運動の経験に則り、勤労者の政党としての再生を図るとした。また、党歌にインターナショナルを、党章に槌と鎌に本を加え、スローガンは「ロシア、労働、人民権力、社会主義 Россия! Труд! Народовластие! Социализм!」をそれぞれ採択した。
1996年大統領選挙では、ジュガーノフは、カリスマ性が足りないと言われながらもエリツィンに善戦した。
2003年下院議会選挙で大幅に議席を失う。
レーニン埋葬問題では一貫して保守の立場を取る。
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