三見村
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三見村(さんみそん)は、山口県阿武郡西部にかつて存在した村である。1955年3月1日に、阿武郡大井村、見島村、六島村と共に萩市に編入され廃止した。
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[編集] 地理
北西部には日本海が広がり、北長門海岸国定公園の一部となっている。海沿いに漁港や漁村があり、隠れた釣りの穴場となっている。村の中心には三見川が流れ、そこを中心に小さな平野に田園地帯があるが、他は山がちの地形である。
海沿いにJR山陰本線が走り、南部の山沿いを国道191号が走る。国道191号は三見地区を抜けた後、長門市三隅へ向かって同国道の難所の一つである鎖峠を越えることになる。
[編集] 歴史
「三見」の名前の由来として、かつて平家で三位の位にあった貴族が、平家滅亡後この地に落ちのびて来たからだという説がある。
市地区は、江戸時代には萩と下関を結ぶ赤間関街道の宿場町として栄えた。
[編集] 小字
- 河内(かわち)
- 浦(うら)1区~5区
- 駅通(えきどおり)
- 石丸(いしまる)
- 蔵本(くらもと)
- 畦田(あぜだ)
- 中山(なかやま)
- 吉広(よしひろ)
- 市(いち)
- 手水川(ちょうずがわ)
- 床並(とこなみ)
- 明石(あけいし)
- 飯井(いい)
[編集] 現況・その他
山口県北浦地区の他の地区と同じく、過疎化が深刻であるが、現在国道191号のバイパスとしての萩三隅道路が、三見地区の中心部を抜けるルートで建設を進めており、これまでより交通の便が良くなることが期待されている。
- 床並地区には旧赤間関街道整備のために、1914年(大正3年)に三見川に架けられた石橋である三見橋(三見眼鏡橋)がある。この橋は1998年に国の登録有形文化財に指定された。
- 吉広地区には萩市の天然記念物にも指定されているバクチノキの大木がある。
- 主な特産品には、びわなどがある。
- 出身有名人には、自民党の衆議院議員で、元文部科学大臣の河村建夫がいる。