与野フードセンター
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株式会社与野フードセンター(よの-)は、埼玉県さいたま市内を中心に食品スーパーマーケットを展開するさいたま市中央区の有力企業(非上場)。
地場系の中小スーパーマーケットで構成されるボランタリーチェーン「全国セルコグループ」の地域会社、関東セルコの中核企業でもある。
1960年に井原弥一郎氏によって創業し、弥一郎氏没後は正野三郎(1982年から1993年まで全国セルコグループ運営本部代表に就任)氏らによる経営を経て、1998年より創業者長男の井原實氏が代表取締役社長を務めている。
平仮名の「よ」と、八分音符「♪」を捩らせたようなロゴマークを使用している。
2003年度より浦和レッドダイヤモンズのオフィシャルスポンサーとなり、浦和レッズのグッズや焼酎「浦和の涙」の販売をしている。
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[編集] 店舗
2006年4月現在、埼玉県内に23店舗所在。 (過去30数店舗在ったが、2005年8月迄に不採算店を閉鎖している。)
[編集] 与野フード
食料品・日用品を扱う小型スーパーマーケット。 さいたま市中央区所在の店舗は全てこれである。 また、生鮮食材の取扱に重点を置いた店舗は彩鮮館(さいせんかん)として運営している。 何れも1970~1980年代に建築された店舗のため、幾度か内装をリニューアルしている。
- 彩鮮館 与野店(実質的な本店)
- 与野本町店
- 彩鮮館 浦和赤山店
- 与野本町駅前店
[編集] Y-VALUE
ワイバリューは、1995年より展開したディスカウント型スーパーマーケット。 新規出店の他、当時の与野市外の与野フード店舗を衣替えした店舗も多数ある。 店舗数は11。
[編集] FOODGARDEN
フードガーデン(「FOODGARDEN-VALUE-」=バリュー・フードガーデン=とも)は、1999年より展開している与野フードの新形態スーパーマーケットで現在8店舗。 「豊富な品揃え・エンターテインメント・くつろぎ・ミールソリューション」のコンセプトの基、大規模な店舗で、食品・日用品を多数揃えるほか、中国茶コーナーや癒しコーナーを設けて、茶葉と茶器・アロマオイルや入浴剤などを取り揃えたり、生鮮品の扱いを縮小する替わりに総菜品のインストアキッチンの面積を増やすなど総菜系統の取扱を強化し、最近開店した店舗ではイートインコーナーを設けている所もある。
新規出店のほか、日進店(さいたま市北区)七里店(さいたま市見沼区)のように、与野フード→Y-VALUE→FOODGARDENと幾度と衣替えした店舗もあり、今後FOODGARDEN形態の店舗へ比重を置くとしている。
- なお、Y-VALUEとFOODGARDENは表向き(看板など)には「与野フード」のロゴやマークを出さない為、それらの店舗が与野フード運営と知り得ない地元の人も結構いるとか。
[編集] 県外店舗
栃木県小山市の小山駅西口前のショッピングセンタービル「ロブレ」の核テナントとしてイズミヤ小山店が入居しているが、1998年9月に地階にあったイズミヤ直営の食品・日用品売り場が撤退した。
(当時、イズミヤ小山店は年間8億円程度の赤字で、そのうち3割程度が地階売り場によるものだったらしい。)
1999年にイズミヤからアプローチを受けた与野フードが埼玉県外初店舗として、地階跡地で同年10月より食品スーパー「ロブレFOODGARDEN」として営業開始した。
2003年10月に「ロブレイズミヤ」へとリニューアルオープンした際に、「FOODGARDEN/与野フード」とし、引き続き営業していたが、周辺スーパーの競争激化による売上不振により、2005年7月に閉店した。 これによって、与野フードの店舗は再び埼玉県内のみとなった。
[編集] 関連項目
- 全国セルコグループ
- マルエツ(北浦和発祥。与野フードの出店地域に多数出店している。)
[編集] 外部リンク
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