世界少年野球推進財団
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世界少年野球推進財団(せかいしょうねんやきゅう・すいしんざいだん)は、野球の世界的な普及を促進し、少年少女たちに野球のすばらしさ・奥深さを伝えていこうと1992年に王貞治とハンク・アーロンの日米の野球界を代表するホームランバッター2名を中心に設立された財団法人である。
同団体では財団結成前の1990年から、「世界少年野球大会」(WCBF ワールド・チルドレン・ベースボール・フェスティバル)を毎年夏休みに開催し、世界各地から野球を愛好する少年少女たちを招待し、プロ野球OBらを講師に招いて、野球の技術力向上のための少年野球教室や国際親善試合等を開催している。
また、この大会とは別に随時「JA全農WCBF少年野球教室」(少年野球選手対象)、並びに「日本財団補助事業・少年野球指導者講習会-実践野球教室と栄養講座-」(実践教室は少年野球指導者向け、栄養講座は少年野球選手の保護者対象)を実施中である。
また、1991年の千葉市で開催された大会に参加し王貞治氏から指導を受けたキューバのフレデリック・セペダ外野手(当時11歳、現在25歳)は、2004年のアテネ五輪・2006年のWBCで共にキューバ代表としてプレイした。そのことを知った王貞治氏は大変な喜びようであった。
[編集] 世界少年野球大会の開催地一覧
- 1990年 アメリカ合衆国・ロサンゼルス
- 1991年 日本・千葉市
- 1992年 日本・水戸市
- 1993年 アメリカ合衆国・サンディエゴ
- 1994年 日本・宮崎市
- 1995年 日本・岐阜市
- 1996年 日本・盛岡市
- 1997年 日本・長崎市
- 1998年 日本・静岡市
- 1999年 日本・横浜市
- 2000年 カナダ・リジャイナ
- 2001年 日本・金沢市
- 2002年 日本・和歌山県各地
- 2003年 日本・山口県各地
- 2004年 日本・兵庫県各地(阪神・淡路大震災10周年記念行事)
- 2005年 日本・前橋市
- 2006年 日本・北海道各地(札幌市など道内4市で開催、18ヶ国・地域の175人が参加、ウガンダ・ポルトガルは初参加、7月27日~8月4日)
[編集] スタッフ
- 理事長 王貞治
- 副理事長 ハンク・アーロン
- 専務理事 藤田元司
- 協賛企業 アサヒ飲料、カシオ計算機、 自治総合センター、ジャパンローヤルゼリー、セコム、大正製薬、太商、デサント、東京電力、東京ドーム、東芝、TOTO、ナガセケンコー、西川産業、日本航空、日本財団、日本小型自動車振興会、間組、ミズノ