井上雪彦

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井上雪彦（いのうえゆきひこ、1946年 8月1日 - 2006年 8月12日）は、日本のアナウンサーで、山口放送に所属し、ラジオ局次長兼務であった。

山口県豊浦郡豊浦町（現下関市）出身。

誰にでもフレンドリーに接しており、視聴者のみならず会社内での親交も厚く、山口を代表する人物の一人であった。

[編集] 来歴・人物

地元の山口県立豊北高等学校を卒業後、多摩美術大学へ進学。糸居五郎のようなラジオDJを志し、在学中に東京アナウンスアカデミー（夜間）に通う。1970年山口放送に入社。
入社から16年間はテレビに出ることなく、ラジオで音楽番組一筋に関わってきたが、『熱血テレビ』の開始当初から担当し、山口の「夕方の顔」となっていた。
彼の特徴としては、「長音を強調する」（後輩の勝津正男談）ことと、人にあだ名をつけることであり、『熱血テレビ』のクイズコーナーでは、電話当選者にあだ名をつけていた。
入社5年目から担当していた『Swing Saturday ねぎって行こう!』でコンビを組む鈴木久美（KRYで人気のフリーアナウンサー）と共にかつてデュエット曲「徳山午前0時」を制作した事があるほか、近年は佐々部清監督の映画『チルソクの夏』『カーテンコール』に出演したことも話題になっていた。
Swing Saturdayを通じて歌手の前川清と、熱血テレビを通じて歌手の山本譲二（下関市出身）、俳優の原田大二郎（光市育ち）と親交があった。
『熱血テレビ』に於いて、クイズコーナーでサイコロを振る姿は、井上本人と番組自体の人気を不動とし、「井上＝サイコロ」「サイコロおじさん」というイメージやあだ名がついたほど。
2006年8月1日が60歳の誕生日で、同月末には定年となり以後は嘱託アナウンサーとして番組出演を続ける予定であった。8月11日までは通常通りに『熱血テレビ』などをこなしていたが、翌8月12日の朝自宅で倒れ、そのまま8時40分に急性大動脈解離で急逝。享年60。当日は奇しくもSwing Saturdayの放送日であったが、遺族の希望などもあり、8月14日の葬儀・告別式後の『熱血テレビ』にて初めて公に死去が伝えられた。
『熱血テレビ』内では上記通りになっているが、公式発表前（8月12日深夜）に佐々部清監督のブログには、すでにコメントが出ていた。