京都市交通局50系電車
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京都市交通局50系電車(きょうとしこうつうきょく50けいでんしゃ)は、京都市交通局(京都市営地下鉄)東西線用の通勤形電車である。全車が近畿車輛製である。
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[編集] エクステリア
車体は烏丸線用10系のアルミ製からステンレス製とされた。半流線型の先頭部分は左右非対称の2枚の大きな窓ガラスがはめ込まれている。前面はブラックとラインカラーの朱色と赤紫のラインが貼付され、側面は朱色と赤紫のラインが貼付されている。車体を京阪電気鉄道京津線に合わせたため烏丸線に比べて小さく縦長となっている。またトンネル面積が小さく車体に対してパンタグラフが不釣り合いなほど小さい。
台車については日立製作所製のKH-182(電動車)とKH-183(付随車)ボルスタレス台車が採用された。車輪直径は京阪電気鉄道800系にあわせて660mmを採用した。1両あたりの長さは800系と同じ16,500mmだが、Tc1-M1-M2-M1'-M2'-Tc1'の3両ユニットを2本組み合わせた6両固定編成であるため、4両編成が限度の京津線に入線することはできない。
主回路は京都市営地下鉄では初採用のVVVFインバータ制御である。
[編集] インテリア
車内の座席は全席がバケットタイプのロングシートを採用している。座面モケットの色は紫である。客用ドアの上には日本語・英語混合表示のLED式車内案内表示器を設置している。車内自動放送の音声は女声を採用している。
運転台は現役運転士からの意見に基づいて設計された。ATO運転に必要な設定を行うモニタ装置や手動運転用の2ハンドル式主幹制御器、ホーム上の画像を転送する装置が設置されている。
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