伏見稲荷駅
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伏見稲荷駅(ふしみいなりえき)は、京都府京都市伏見区深草一坪町にある、京阪本線の駅。
伏見稲荷という駅名だが、伏見稲荷大社へは、西日本旅客鉄道(JR西日本)奈良線の稲荷駅の方が近い。 とはいえ、正月の駅の大混雑振りは凄まじいものがある。三条通や四条通といった京都市の中心部への行き来や阪急京都線に乗換える場合は京阪を利用する方が安く早く行けるので、当駅の利用者数は多い。
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[編集] 駅構造
相対式2面2線のホームを持つ地上駅。上下ホーム別々に改札があり、改札内で互いのホームを行き来することは出来ない。当駅の前後にある同じような構造の駅はいずれも構内地下道を備えているが、当駅の場合は正月の激しい混雑に地下道では対応が困難なため、設置が見送られているものと思われる。改札は上下線ともホーム丹波橋寄りにある。お手洗いは上下線とも改札内にある。駅のホームの柱や柵は朱色に塗られている。
[編集] のりば
- 出町柳・三条・四条・大津方面行のりば
- 大阪(淀屋橋・京橋)・枚方市・宇治方面行のりば
- ※両ホームとも8両編成の停車が可能。のりば番号は設定されていない。
[編集] 利用状況
急行停車駅であるが、普段は利用客は少なく静かな駅である。ただし正月期間は激しい混雑となるため、臨時の切符売り場や改札口を設置して乗客をさばいている。
なお、正月であっても、JR奈良線は快速列車の臨時停車が行われるが、京阪では特急の臨時停車は行われない。
[編集] 駅周辺
- 伏見稲荷大社 全国にある稲荷神社の総本宮。
- 稲荷駅(JR西日本奈良線)……東へ徒歩5分ほど(深草駅からの方が近い)。
- 京都市立伏見工業高等学校
- 伏見稲荷郵便局
[編集] バスのりば
京阪伏見稲荷駅には、バス路線は乗り入れていない。
- 最寄バス停:京都市バス稲荷大社前
- 稲荷大社前
- バス停は駅前ではなく、駅から徒歩2分の師団街道沿いにある
[編集] 歴史
開業当時は伏見稲荷の表参道に近い現・深草駅が稲荷駅を称したが、当初の駅名にある新しい参道が神社に近かったことから1年経たない間にこちらが伏見稲荷の玄関口となった。非常に古い時期から、駅の柱を朱塗りにしていたという。
1970年までは駅の南方で京都市電稲荷線と平面交差していた。
- 1910年(明治43年)4月15日 稲荷新道駅として開業。
- 1910年(明治43年)12月16日 稲荷駅に改称。
- 1916年(大正5年)4月1日 急行停車駅となる。
- 1939年(昭和14年)12月25日 稲荷神社前駅に改称。
- 1943年(昭和18年)10月1日 会社合併により京阪神急行電鉄(阪急電鉄)の駅となる。
- 1948年(昭和23年)1月1日 伏見稲荷駅に改称。
- 1949年(昭和24年)12月1日 会社分離により京阪電気鉄道の駅となる。
- 1951年(昭和26年)4月1日 戦後通過となっていた急行の停車を再開。