内野聖陽
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内野 聖陽(うちの まさあき、1968年9月16日 - )は、神奈川県出身の日本の俳優。本名同じ。血液型はAB型。身長177cm。文学座所属。
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[編集] 人物・来歴
実家は寺。世田谷学園中学・高等学校を経て早稲田大学政治経済学部卒。在学中は早稲田大学英語会(WESS)に所属。1992年、大学在学中に文学座研究所に入所。翌年に研修科1年となり、1997年に座員となった。
内野の名前・演技力が広く世に知られるきっかけとして、1996年のドラマ『ふたりっ子』(岩崎ひろみ演じる妹・香子と将棋を通して結婚も離婚する森山役)出演が挙げられる。
その後1997年のドラマ『ミセスシンデレラ』に出演。また2003年の主演ドラマ『蝉しぐれ』の牧文四郎役と、2004年のドラマ『エースをねらえ!』の宗方仁役は、かなりのはまり役とされ、この2作で更に新しいファンが増えた。
舞台ではホームグラウンド・文学座の舞台を実力・動員で牽引したのはもちろん、他の舞台の客演も多数。現在もストレートプレイを活動のメインとしているが、更なる表現手法の開拓・増幅を目指し2000年に『エリザベート』で初めてミュージカル出演も果たす。この出演が、後の内野の表現法・私生活(後述)において重要なターニングポイントになった。
『蝉しぐれ』の主人公・牧文四郎を演じて、放送文化基金出演者賞とモンテカルロテレビ祭の主演男優賞を受賞した。2007年放映のNHK大河ドラマ『風林火山』で主役の山本勘助役を演じる。
最近ではテレビドラマなどでもよく見かけるようになったが、現在も舞台にはコンスタントに出演している。演技力のある俳優として高い評価を得ている。また実直で気遣いができる善良な内面性も関係者・内野を良く知るファンの間では好評を博している。
私生活では『エリザベート』で知り合い交際を続けていた一路真輝と婚約発表(2006年5月)。同年7月に一路が妊娠していることがわかり7月末に入籍(公表は8月)、10月に一路が女児を出産。
[編集] 出演作品
[編集] 舞台
- 女たちの十二夜(1995年)
- 愛の森-清盛をめぐる女人たち-(1996年)
- ロミオとジュリエット(1997年)
- トランス(1998年)
- みみず(1998年)
- カストリエレジー(1998年)
- 野望と夏草(1998年)
- 天涯の花(1999年)
- 裸足で散歩(1999年)
- 北の阿修羅は生きているか(1999年)
- エリザベート(2000年、2001年、2004年、2005年)
- 欲望という名の電車(2000年)
- モンテ・クリスト伯(2001年)
- ブルールーム(2002年)
- 藪の中(2002年)
- ペリクリーズ(2003年)
- レ・ミゼラブル(2003年、2004年)
- 箱根強羅ホテル(2005年5月)
- ベガーズ・オペラ(2006年)
- メタル・マクベス(2006年)
[編集] テレビドラマ
- 『街角』(NHK 1993年)
- 『十時半睡事件帖』(NHK 1994年)
- 『金田一少年の事件簿 蝋人形城殺人事件』(日本テレビ 1995年)
- 『奇跡のロマンス』(日本テレビ、1996年)
- 『ふたりっ子』(NHK 1996年)
- 『ミセスシンデレラ』(フジテレビ 1997年)
- 『ラブジェネレーション』(フジテレビ 1997年)
- 『誰かが私を愛してる』(TBS 1997年)
- 『徳川慶喜』(NHK大河ドラマ 1998年)
- 『月のかたち』(日本テレビ 1998年)
- 『疾風のように』(NHK 1999年)
- 『昨日の敵は今日の友!?』(NHK 2000年)
- 『蝉しぐれ』(NHK 2003年)
- 『エースをねらえ!』(テレビ朝日 2004年)
- 『砦なき者』(テレビ朝日 2004年)
- 『エースをねらえ!~奇跡への挑戦~』(テレビ朝日 2004年)
- 『不機嫌なジーン』(フジテレビ 2005年)
- 『秘太刀馬の骨』(NHK 2005年)
- 『風林火山』(NHK大河ドラマ 2007年~)(放送中)