冬休み
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冬休み(ふゆやすみ)とは、冬の長期休暇のことである。学校における正式な名称では、冬季休業(とうききゅうぎょう)ということが多い。
学校の冬休みは、年末に大掃除をして正月を祝う日本ならではのものである。ヨーロッパには、冬休みが存在せず、クリスマス休暇があるだけで、元日の1月1日は祝日扱いで休日であるが、1月2日からは、平常の授業になる。中国は、旧正月を祝うので、これもまた事情が異なる。
なお、日本の企業の場合、学生より期間は短いものの、同様の時期に休暇を取る場合が多い。
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[編集] 期間
[編集] 小学生・中学生・高校生
一般的に天皇誕生日の12月23日頃から1月7日頃までだが(ただし、近年では1月6~7日に始業式を行う府県もあり)、冬休みが長い代わりに夏休みの短い地域(北海道は全地区、他にも北東北、北信越に多い。神戸市の六甲山小学校も冬休みが比較的長め)では1月15~20日頃まで。夏休みが短く2日間の秋休みを導入している仙台市は冬休みはほかの地域と同じである。
なお日数の長い北海道でも、中学校の場合は冬休みが長いと高校受験がスムーズにできなくなる恐れがあることから、札幌市などは12月25日頃~1月15日頃までとしている(小学校より冬休みが4~5日程度短く、その分中学校の夏休みは増える)。
余談だが、木造校舎が多かった1980年代までは、北海道の小学校では一時期、省エネルギーの観点から冬休みが夏休みより長かった年度もあった(札幌市の小学校でも1981・82年度に行われていて、おおむね冬休みが12月24日~1月20日までの4週間で、その分夏休みは3日程度少なく、7月27日~8月17日までだった。他にも山間部など小規模辺地校の多い町村でも行われていたと推定される)。
[編集] 大学生
小中学生に近いが、大学によっては新年は講義が1月のみで終わってしまい、2月は試験だけというところが殆どである。
[編集] 社会人
1月1日(元日)の前後数日間を休みとして取ることが多く、平均して下記の公務員の期間に準ずる場合が多い。しかし、最近では一部の大手サービス業、中小企業社員、交代勤務社員、フリーター等で冬休みが無いケースが多くなってきている。
[編集] 公務員
12月29日~1月3日。但し、その前後の日(12月27日・28日、1月4日・5日)が土曜日、日曜日にあたるとその前後の日も事実上含まれる。なお、警察・消防署など公共の安全を図るための機関の内、事務手続きに関する以外の職種ではこの期間も業務を行っている。また職員の交代勤務制で言えば、病院(入院患者の看病)や動物園(飼育動物の給餌)も同様である。
[編集] 銀行・郵便局など金融機関
12月31日~1月3日。なお、その前後の日(12月29日・30日、1月4日・5日)が土曜日、日曜日にあたるとその前後の日も事実上含まれる。従来、正月三が日(1月1日~3日)は大半の金融機関で預金の引き落としを店頭の機械(CD・ATM)により行うことが出来なかったが、2007年よりメガバンク(三菱東京UFJ銀行・三井住友銀行・みずほ銀行)の全てが年中無休で出揃い、また、りそな銀行も正月三が日や5月の大型連休のATMの利用が可能となった。
[編集] 冬休みの過ごし方
学校の児童や生徒の場合、夏休みほど活動的な時期ではないことが多い。期間の短さや、途中の正月行事による中断の他、冬場の風邪の流行などが外出を手控える要因とされる。
両親の実家など親の帰省に伴う学生や、年末年始の家族旅行に伴う学生もかなり多いが、夏休みに比べるとどうしても帰省以外の外出は多くない。近年では、百貨店やスーパーマーケットにて大々的に初売りが行われるため、初詣でお寺や神社に向かうように、家族で店に向かうのは冬休みならではの外出とも言える。
また、学校の宿題も、「読書感想文」や「自由研究」などは日数の長い北海道を除き、夏休みと違って一般的には出されることが少ない。このため、冬場ならではの自然観察を行う学生は趣味で行う場合が多く、夏休みに比べると行う学生も多くない。
[編集] 冬休みの宿題
[編集] 冬休みのイベント
[編集] 冬休みを題材にした作品
- 児童文学
- エーリッヒ・ケストナー『飛ぶ教室』偕成社文庫
- アストリッド・リンドグレーン『やかまし村のクリスマス』ポプラ社
- アーサー・ランサム『長い冬休み』岩波書店
- 映画
- 音楽
- 西村知美「想い出の冬休み」