劇場版ポケットモンスター 幻のポケモン ルギア爆誕
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『劇場版ポケットモンスター 幻のポケモン ルギア爆誕』(げきじょうばんポケットモンスター まぼろしのポケモン ルギアばくたん、Pocket Monsters Revelation-Lugia)は、テレビアニメ『ポケットモンスター』の映画版第2作目である。1999年7月17日に公開。同時上映作品は『ピカチュウたんけんたい』。
注意 : 以降に、作品の結末など核心部分が記述されています。
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[編集] ストーリー
サトシ達一行は女船長のみっちゃんの船に乗せてもらい、オレンジ諸島を巡っていた。しかし嵐に見舞われ、「アーシア島」にたどり着く。島は年に一度の祭りの日であり、サトシ達は島民から歓迎を受ける。時を同じくして、世界中の珍しい物を集めているコレクターのジラルダンが自らの飛行宮を使い、炎の神であるファイヤーを捕らえてしまう。それを察知した雷の神サンダーと氷の神フリーザーが現れるが、ジラルダンの真の目的は、海の神「ルギア」をゲットすることだった。
[編集] 評価・概要
当初、コロコロコミック等では、題名の「ルギア」の部分を「X(エックス)」とし、公表していなかった。テレビアニメ版での初期の特報映像でも、水面を移動する影のみの発表だった。また、作中に登場するミュウのポケモンカードを、付録として付けるなどの戦略がなされていた。
興行収入53億円、1999年邦画興行成績第1位を記録した。
映画ではヤドキングがしっかり喋っているが、TVアニメでは鳴き声状態になっている。これにより映画のヤドキングに疑問を持つものが多い。
[編集] 主な登場キャラクター
上記の登場人物はポケットモンスター (アニメ)の登場人物を参照。
- ジラルダン:鹿賀丈史
- コレクターで、自分のコレクションの収集の為にはどんな事でもためらわない。水の都の守り神ラティアスとラティオスのEDで艦隊と顔写真が掲載されていた。
- フルーラ:平松晶子
- アーシア島の祭りを司る巫女の一族の娘。現代っ子だが、嵐の海の中、宝を取りに行ったサトシを心配し自ら助けに行くなど責任感が強い。初対面のサトシにいきなり歓迎のキスをしたり、カスミをおちょくったりと積極的な性格。カスミとは途中まで仲が悪かったが、最後には自分たちの役割を悟り、通じ合う。成り行きでサトシ達と共に世界の危機に立ち向かう事になる。
- ヨーデル:久川綾
- フルーラの姉、巫女の座を妹に譲ったが真剣に巫女をやらないフルーラの態度を心配していた。
- 船長:三石琴乃
- サトシ達をアーシア島まで乗せてくれた女船長でヨーデルの友人で「みっちゃん」というあだ名。(おそらく声優の三石琴乃からとった)ヨーデルとはマンダリン島の分教所と一緒にいて5年ぶりの再会となった。嵐の海でも石のある島までサトシ達を乗せていった度胸の持ち主。
- 長老:大塚周夫
アーシア島の長老で島に訪れたサトシに儀式の「あやつり人になってくれ」と頼んだ。
- オーキド博士/ナレーター:石塚運昇
- ハナコ(サトシの母):豊島まさみ
- アナウンサー:加賀谷純一
- ウチキド博士:潘恵子
- タケシ:上田裕司
- リポーター:掛川裕彦
- ヤドキング:浜田雅功
- ルギア:山寺宏一
- ファイヤー:愛河里花子
- フリーザー:冬馬由美
- サンダー:小西克幸
- バリヤード:上田祐司
- カメックス:川島得愛
- モルフォン:西村ちなみ
- コイル:酒井哲也
- オニドリル:伊崎寿克
- コンピューター:篠原恵美
[編集] 主題歌
[編集] オープニングテーマ
- 「ライバル!」
[編集] エンディングテーマ
作詞:MARC&TK 作曲・編曲:小室哲哉 歌:安室奈美恵(avextrax)
[編集] スタッフ
- 原案:田尻智
- スーパーバイザー:石原恒和
- アニメーション監修:小田部羊一
- エグゼクティブプロデューサー:久保雅一、川口孝司
- プロデューサー:吉川兆二、松迫由香子、盛武源
- アニメーションプロデューサー:奥野敏聡、神田修吉
- 脚本:首藤剛志
- 演出:日高政光、須藤典彦、浅田裕二
- キャラクター原案:杉森建、森本茂樹、藤原基史、西田敦子
- キャラクターデザイン・総作画監督:一石小百合
- デザインワークス:ゴトウマサユキ、西中康弘、そうま竜也
- 作画監督:松原徳弘、増永計介、田口広一、宮田忠明、玉川明洋、福本勝、つなきあき
- 色彩設計:吉野記通
- 美術監督:金森勝義
- 撮影監督:白井久男
- 音楽:宮崎慎二、たなかひろかず
- 音楽プロデューサー:斎藤裕二
- 音響監督:三間雅文
- 一部原曲:増田順一
- 製作担当:太田昌二、小板橋司
- 製作進行:西島隆俊、西村博昭、吉田啓介、藤谷真子、吉田信宏、坪井富子
- アニメーション協力:動画工房、ゆめ太カンパニー、スタジオコクピット
- アニメーション制作:OLM
- 制作:小学館プロダクション
- 監督・絵コンテ:湯山邦彦
- 製作:ピカチュウプロジェクト99
[編集] 追記事項
- 余談だが、このしゃべるヤドキングのほうの限定のポケモンカードがある。「ハマちゃんのヤドキング」という名前でコロコロコミックの付録に付いてきた。
- 公開が発表された時点(タイトルが「ルギア」ではなく「X(エックス)」として発表されていた時)では、まだアニメでケンジが登場していなかったため『犬山犬子のポケモンアワー』などで「画像でサトシとカスミと一緒にいる少年は誰?」などの質問が寄せられた。