北軽井沢
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北軽井沢(きたかるいざわ)とは、浅間山北麓の一帯に位置する群馬県吾妻郡長野原町の地名である。最近では、群馬県吾妻郡嬬恋村の観光・宿泊施設なども同名称を用いていることから、広義では嬬恋村も含む地名と考えた方が良い。ちなみに神奈川県横浜市の西区には北軽井沢という地名がある。
浅間山の黒い火山噴出物と一面に広がるカラマツ林が特徴的な高原リゾート地である。
地名の由来は、かつて草津温泉-新軽井沢間を結んでいた草軽電鉄の駅名からである。1927年、地蔵川駅を北軽井沢駅に改称したことに遡る。1960年代に草軽電鉄が廃止された後も便宜的な地名として定着し、その後、1980年代のバブル期にリゾート地として売り出すために正式な名称となった。当然、浅間山南麓の長野県北佐久郡軽井沢町の住民から強い反発があった[要出典]が、現在ではそれぞれ別物のリゾート地として社会的に認知されており、棲み分けが図られている。
旧北軽井沢駅は、日本初のカラー映画、『カルメン故郷に帰る』のロケ地にもなっている。当時から、風光明媚な地域として注目されていた証左であろう。
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