吉田友佳
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吉田 友佳(よしだ ゆか, 1976年4月1日 - )は、神奈川県横浜市出身の女子プロテニス選手。両手打ちのバックハンド・ストロークを最大の武器にしたベースライン・プレーヤーである。WTAツアーでシングルス優勝はないが、ダブルスで3勝を挙げた。自己最高ランキングはシングルス52位、ダブルス51位。身長160cm、体重51kg、右利き。
7歳からテニスを始める。ジュニア選手時代、1993年のウィンブルドン女子ダブルス部門で望月寛子とのペアで準優勝し(決勝でベルギーのペアに敗退)、全米オープン女子ジュニアでもシングルス・ダブルスの両部門で準優勝を記録した。湘南工科大学附属高等学校を卒業後、1994年4月にプロ入り。1995年のジャパン・オープン女子ダブルスで佐伯美穂とペアを組み、杉山愛と長塚京子の組を 6-7, 6-4, 7-6 で破って初優勝を飾る。1996年11月にタイ・パタヤ市の大会で、佐伯とのペアでダブルス2勝目を達成。吉田と佐伯の組は1997年の全日本テニス選手権でも優勝した。日本女子テニスの第一人者、伊達公子の世界的な活躍に刺激されて、1990年代半ばに日本女子テニス界は空前絶後の選手層の厚さを誇っていたが、1996年11月に伊達が世界ランキング8位で突然の現役引退をしたため、ジュニア時代に輝かしい戦績を挙げた吉田にも高い期待が寄せられるようになった。しかし、彼女の競技生活は数多くの故障との闘いに悩まされてきた。
1998年から2001年まで、吉田は女子テニス国別対抗戦・フェドカップの日本代表選手としてプレーした。1998年の全米オープン女子ダブルスで、吉田と佐伯の組はベスト8に勝ち残り、準々決勝で第2シードのリンゼイ・ダベンポート&ナターシャ・ズベレワ組に 1-6, 1-6 で敗れたが、これが吉田の4大大会自己最高成績である。
2003年の全日本テニス選手権で、吉田は女子シングルス決勝で親友の佐伯美穂を 6-4, 6-2 で破って初優勝を飾り、ダブルスでは佐伯とのペアで6年ぶり2度目の優勝を成し遂げて“単複2冠制覇”を決めた。2005年9月21日に現役引退を表明し、現在はテレビのテニス解説などで活躍している。