同志社前駅
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同志社前駅(どうししゃまええき)は、京都府京田辺市三山木垣ノ内にある西日本旅客鉄道(JR西日本)片町線(学研都市線)の駅。
名前のとおり同志社大学田辺キャンパス(現京田辺キャンパス)への最寄駅である。ただし、改札から大学までは直線であるが坂道を登ることもあり徒歩10分弱かかる。田辺キャンパスの開校に伴い開業した。国鉄(当時)としては初めての大学名を冠した駅であった。
快速列車と区間快速の一部がこの駅で折り返す。
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[編集] 駅構造
ジェイアール西日本交通サービスの業務委託駅となっている。
相対式2面2線のホームを持つ。跨線橋はなく1番線と2番線の移動は駅構内の踏切を渡ることになる。 改札にはICOCA乗車券の読み取り機が多数設置されており、通学時間帯の改札の効率化が図られている。 一部の利用者からは「狭い」「7両対応はまだか」(京橋方面からの列車は1つ手前の京田辺駅で7両編成から3両切り離して4両編成となり、同志社前止まりの列車は京田辺~同志社前の1駅間だけ4両編成となる非効率な運用となっている)などの声も出ている。
実際、JR福知山線脱線事故では当該列車に於いて犠牲者が多数出た前寄り4両が同志社前行きだったため、通学に利用していた同志社大学の学生が犠牲になったことから、同志社大学は同事故の対応についてのJR西日本への申し入れ事項の一つに、被害者・遺族への補償、原因究明と安全対策の徹底に加え当駅のホーム延長を挙げている。
当初駅舎にはかつて寝台特急等として活躍した583系電車の廃車体が使われていた。しかし、利用者が増えホームを拡幅する必要が生じたことから、京田辺市・JR西日本・同志社大学の間で建て替えが決まり、2005年に同志社大学京田辺キャンパスをイメージした外観の新駅舎が完成した。
1 | ■四条畷・京橋方面 |
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■木津方面 | |
2 | ■四条畷・京橋方面(夜間の一部列車のみ) |
2番のりばは木津側が行き止まりで、当駅を起終点(折り返し)とする列車の停車専用ホームとなっているが、現在は折返し列車の殆ども1番のりばを使用している。
[編集] 駅周辺
- 近鉄京都線 興戸駅
- 同志社大学・同志社女子大学 京田辺キャンパス
- 同志社国際中学校・高等学校
[編集] 利用状況
学生の利用が多く、車内の空席が全て埋まることもある。
平成15年度の1日あたりの乗車人員は約4,137人(京都府統計書より)。
[編集] 歴史
- 1986年(昭和61年)4月1日 開業。当初は1面1線のみの棒線駅であった。
- 1987年(昭和62年)4月1日 国鉄分割民営化により、西日本旅客鉄道(JR西日本)の駅となる。
- 2005年(平成17年)1月29日 新駅舎供用開始。
- 2007年(平成19年)1月26日 みどりの窓口営業開始