名誉勲章
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名誉勲章(めいよくんしょう Medal of Honor)は、アメリカ軍人(陸軍、海軍、空軍、海兵隊、沿岸警備隊)に贈られる最高位の勲章。大統領から直接授与される勲章である。「議会の名において」授与されることから議会栄誉章(Congressional Medal of Honor)とも言う。
1862年に制定されて以来、現在に至るまで2回受章した19人を含む、約3400人が受章している。 現在は、毎月600ドルの手当て、退職金の割増し、特別旅行等、数々の実利も伴っている。また、名誉勲章受章者に対しては、相手の階級に関係なく自分から敬礼し答礼を受ける事が慣例となっている。
初めての受章者は南北戦争時に南軍の鉄道を破壊した。
[編集] 主な受章者
- アレクサンダー・S・ウェブ - 南北戦争の北部同盟ジェネラル
- アーサー・マッカーサー・ジュニア - 南北戦争での功績
- ダグラス・マッカーサー - 太平洋戦争での功績
- セオドア・ルーズベルト
- ゲイリー・ゴードン、ランディ・シュガート - モガディシュの戦闘の際、指令センターからヘリにいたほうがいいと言われながらも降下、戦死
- サダオ・ムネモリ - 第二次世界大戦での功績、第442連隊戦闘団所属の日系人
- アルバート・E・シュワブ - 沖縄戦での功績、キャンプ・シュワブはこれに因む
- ジャンソン・L・ダウンハム - イラク戦争の功績、敵から投げつけられた手榴弾の爆発から僚友を救うために、とっさの判断で手榴弾にヘルメットを被せた上でその上に自分自身の体を乗せて爆発の拡大を防いだ
- ロドニー・ヤノ - ベトナム戦争での功績。日系人。
[編集] 関連項目
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