和田圭市
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和田 圭市(わだ けいいち、1968年3月24日 - )は、日本の俳優。本名、和田 宣房(わだ のりふさ)。
岩手県出身。現在はフリーで活動中。(以前は太田プロダクション→クラカジャック191→ワイルドシングに所属していた)。仲間うちでの愛称は「ワンダー」もしくは「ワンダ」。血液型は、A型。
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[編集] 略歴
1993年に『五星戦隊ダイレンジャー』でリュウレンジャー・天火星亮役でデビューしているが、これは和田圭市の芸名を名乗るようになってのデビュー作であり、1980年代後半には高校時代の体操経験を活かしつつ、大野剣友会に1年ほど在籍してアクションを学ぶなど本名で活動を始めていた。本人によれば映画に端役として出演したり、『光戦隊マスクマン』や『兄弟拳バイクロッサー』のショーにも出ていたという事である。
ダイレンジャーの劇中では、特技はアクロバットと言うのがうなづける筋骨隆々とした上半身(リュウレンジャーのスーツアクター・大藤直樹よりも体格がよく、和田が自らリュウレンジャーのアクションを行っている回がいくつかあるが、そこでは「肩と太ももがぴちぴちのリュウレンジャー」が登場する)を見せていた。また、同作で共演したのが縁で中康治(現:中孝舟)に長く師事し、2003年 春まで演技を中心に学んでいた。なお、当時所属していた事務所は中が主宰する演劇塾「スタジオ191」のタレントマネジメント部門であった。
雑誌『東映ヒーローMAX』Vol.6(辰巳出版、2003年7月刊行)に掲載された『ダイレンジャー』出演者5人の座談会時に、ダイレンジャーに出演したことを誇りにしていると語っており、2004年8月には読売新聞政治部記者で特撮ファンの鈴木美潮が主催する、新宿ロフトプラスワンでのトークライブイベント「赤祭」などに出演しているなど、「和田圭市」の出発点となったダイレンジャーへの思い入れは強いようである。また他東映作品でも、1999年に『救急戦隊ゴーゴーファイブ』のオリジナル版で獣魔ハンター・ジークを、2002年の『仮面ライダー龍騎』スペシャルで初代龍騎・榊原耕一を演じている(ちなみに『龍騎』に関しては『ダイレンジャー』で演じた『リュウレンジャー』と同じ『龍』がモチーフ)。
現在はドラマ・オリジナルビデオ・舞台などで活躍、最近はミュージカルでの活動も多い。また『秘密戦隊ゴレンジャー』から『鳥人戦隊ジェットマン』までの各作品でレッド役のスーツアクターだった新堀和男が代表を務めるレッドアクションクラブにてアクションを学んでいる(同門に佐藤健太、宍戸勝、正岡邦夫、岸祐二がいる)。
カラオケビデオに多数出演している事でも有名。総出演数は100本を越えると言われる。2001年に結婚。その時、結婚式場に大型バイクでやってきたという。
[編集] 主な出演
[編集] テレビドラマ
- 五星戦隊ダイレンジャー(リュウレンジャー/天火星・亮)
- ブルースワット(第40話 見城守)
- 重甲ビーファイター(第33話 岩田一馬)
- ウルトラマンダイナ(第23話 藤倉)
- すずらん(葛木信夫)
- ボイスラッガー(第7話 港湾警察署特捜隊員)
- はぐれ刑事純情派11(菊池宏)
- 新宿暴走救急隊(第5話 真田)
- 時空警察ヴェッカーD-02(PHASE.9&9.5 ヒロシ・ゴドー)
- 仮面ライダー龍騎スペシャル 13RIDERS(初代龍騎/榊原耕一)
[編集] 映画
- 「劇場版 五星戦隊ダイレンジャー」(リュウレンジャー/天火星・亮)
- この胸のときめきを(1988年)
- シコふんじゃった(1992年)
- 17歳~君がいた夏~ Last Letter(2001年 瀧沢和幸)
- 逆鱗組七人衆(2004年 木村ドクター)
[編集] オリジナルビデオ
- どチンピラ9
- 救急戦隊ゴーゴーファイブ 激突! 新たなる超戦士(獣魔ハンタージーク)
- M:M-7 Mission Miss Seven(黒木敦夫)
- 実録・関東やくざ抗争史 松田組(関東尾津組組員・植木)
- 萌えよ! ドラゴンガールズ 1~3(武本克仁)
[編集] 舞台
- Stand by me'97(1997年 マーク役)
- ミュージカル「蒲田行進曲2002」(2002年 監督役)
- 英國少年園~美しき少年達の鎮魂歌~(2002年 アルジャノン・メイトランド役)
- 『Treasure』~真実の向こう側~(2004年 ジゴロ役)
- ミュージカル「うちの猫がいなくなった!」(2005年 ペット探偵ジョー役)
[編集] ゲーム
- バイオハザード4(ルイス・セラのモーション担当)