和田貴範
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
和田 貴範(わだ たかのり、1981年2月12日~ )は、平成期の社会人野球選手である(内野手、右投げ左打ち)。171cm、75kg。市民球団かずさマジックに所属(日東交通勤務)。背番号は4。
目次 |
[編集] 人物・来歴
千葉県出身。拓大紅陵高から明大に進む。いわゆる松坂世代(1980年4月~1981年3月生まれ)であり、同学年の東京六大学のライバルチームには和田毅(早大、のち福岡ダイエー・福岡ソフトバンク)らがいる。2002年春シーズンはリーグ打率2位の好成績を挙げ、ベストナイン(三塁手部門)を受賞。
2003年に新日鐵君津から衣替えした市民球団かずさマジックに入部。かずさ1期生となる。その年チームは2大大会(都市対抗野球大会・社会人野球日本選手権大会)に出場を果たすが、ほとんど出場機会がないまま初年度を終える。2年目からチームは2大大会の出場を逃し続けるが、和田はサードのレギュラーを獲得し、2004年にはホンダ、2005年にもホンダ、2006年にはJFE東日本の補強選手として3年連続で都市対抗でチームの上位進出に貢献。2006年には慣れないセカンドを東京ドームで守りながらチームの8強入りに貢献し、大会優秀選手に選出される。
その結果、その年の社会人ベストナインに二塁手部門で初選出される。他の選手はいずれも自チームで2大大会で上位に入るか、国際大会で大きな活躍を見せたが、かずさマジックは2大大会の出場を逃している上、和田は日本代表に選出された経験がなかっただけに、本人も表彰式まで「信じられない」受賞となった。
比較的小柄な身体ながら身を張ったプレーが売り。そのためケガも絶えず、2005年の日本選手権、2006年の都市対抗の千葉県予選(1次予選)でケガをして2次予選で満足なプレーができなくなることもあった。2007年シーズンは中堅どころとして守備のみならず打撃でもチームを牽引する役割が期待される。
[編集] 球歴
拓大紅陵高(1996~1998)-明大(1999~2002)-かずさマジック(2003~ )
[編集] 日本代表キャリア
なし
[編集] 主な表彰・タイトル
- 東京六大学ベストナイン(2002年春・三塁手部門)
- 社会人ベストナイン(2006年・二塁手部門)