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都市対抗野球大会

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

都市対抗野球大会(としたいこうやきゅうたいかい)とは、毎年に行われる社会人野球のトーナメント。「都市対抗野球」、また単に「都市対抗」ともいう。英文記載はThe Intercity Baseball Tournament1974年(昭和49年)に社会人野球日本選手権大会が単独で行われるまでは、都市対抗野球が日本選手権を兼ねて開催されていた。

最初の大会は1927年(昭和2年)におこなわれ、1941年(昭和16年)の中止、1943年-1945年(昭和18-20年)には戦争による大会中断もあった。開催球場も最初は明治神宮野球場だったが、1938年以降後楽園球場、1988年から東京ドームに移る。

各地の社会人・クラブチームが繰り広げる熱戦、独自の制度である「補強制度」、郷土色豊かな応援合戦などに根強いファンが多い。大会名には「都市対抗」とあるが、企業を母体としないクラブチームの本選進出がほとんどないことから、実態は「企業対抗野球」に近い。

また全国大会の開催時期も1980年(この年だけIBAFワールドカップの開催に伴い11月開催)を除けば、7月下旬-8月上旬の夏休みの初めに開催されプロ野球オールスターゲームに対抗して「真夏の球宴」という異名が知られていたが、近年は夏季オリンピック(1992年バルセロナ大会から正式種目に)やプロ野球の試合日程などの都合から8月下旬-9月上旬に変更されて今日に至る。

目次

[編集] 大会の概要

[編集] 主催

毎日新聞社第1回大会(1927年)から主催を続けている(当時は東京日日新聞)。第20回大会(1949年)には日本社会人野球協会(現・日本野球連盟)が発足し、毎日新聞社との共催となった。

[編集] 大会システム

トーナメント方式で、予選で用いられることのある敗者復活戦は行われない。第17回大会(1946年)から第38回大会(1967年)までは準決勝敗退チーム同士による3位決定戦が行われていたが、現在では行われていない。

[編集] 試合形式・ルール

  • 原則として公認野球規則にのっとり行われるほか、アマチュア野球内規及び日本野球連盟内規も適用される。
  • バットは金属バットを使用していた時期(第50回大会(1979年)から第72回大会(2001年))があったが、それ以外は木製バットを用いている。
  • 指名打者制度を用いる(チーム独自の判断で指名打者を置かないとすることも可能である)。指名打者制度が導入されたのは第60回大会以降。
  • 第49回大会(1978年)から、コールドゲーム制度が導入された。7回または8回終了時に10点以上の点差があった場合、以後のイニングを行わない。ただし、決勝戦ではコールドゲーム制度は適用されない。

[編集] タイブレーク

1日に3,4試合行うこともあることから、タイブレーク制度が定められている。導入要件は以下の2点をいずれも満たすこと。

  1. 試合開始から4時間以上であること
  2. 延長13回以上であること

この条件を満たしてなお同点の場合、新しいイニングに入るときには、1死満塁の状態から攻撃を開始する。そのイニングの先頭打者は、前の攻撃イニング最終打者の次打者。1塁走者は前の攻撃イニング最終打者、2塁走者は1塁走者の前の打順の打者、3塁走者は2塁走者の前の打順の打者が入る。この場合、あらかじめ置かれた打者が生還したとき、打点及び得点は記録されるが、投手に自責点は記録されない。また、タイブレークの1イニングは記録上3分の2回とされる。

2003年からタイブレークのルールが設けられたが、実際に適用された試合は第76回大会1回戦の七十七銀行デュプロ戦(延長14回からタイブレークに入り、延長15回の末、七十七銀行 9x-8 デュプロ)の1試合のみである。

[編集] 予選

大会に出場するには各地区の予選を勝ち抜く必要がある。地区は適宜見直しが行われているが、基本的には次のとおりとなっている。(かっこ内は本戦出場チーム数)

  • 北海道地区(1)
  • 東北地区(2)
  • 北信越地区(新潟・長野・富山・石川・福井)(1)
  • 北関東地区(茨城・栃木・群馬)(1)
  • 南関東地区(埼玉・千葉・山梨)(2)
  • 東京地区(3)
  • 神奈川地区(2)
  • 関東地区(北関東・南関東・東京・神奈川の次点チームにより争われる)(2)
  • 東海地区(静岡・愛知・岐阜・三重)(6)
  • 京滋奈地区(1)
  • 阪和地区(3)
  • 兵庫地区(1)
  • 近畿地区(京滋奈・阪和・兵庫の次点チームにより争われる)(1)
  • 中国地区(2)
  • 四国地区(1)
  • 九州地区(2)

※ 年によっては、北関東地区に2チームの出場枠を与え、その代わり次点チームに関東地区の予選の出場権を与えないことがある。この場合、関東地区の出場枠は1となる。2006年がそれに該当した。

また、日本野球連盟推薦枠として、毎年、過去の実績、連盟への貢献等を考慮し、大会ごとに1チーム増枠されるか、又は地区の再編を行い、単独で1チームの出場権を与えている。最近では以下のとおり。

  • 第74回大会(2003年) 九州地区の増枠(3チーム出場)
  • 第75回大会(2004年) 東北地区の増枠(3チーム出場)
  • 第76回大会(2005年) 奈良県を京滋奈地区から独立させ、1チームの出場権を付与(ただし、次点チームが近畿地区予選へ進出することはできない)。

ただし、この推薦枠方式は第76回大会限りで廃止され、第77回大会(2006年)からは、前年の優勝チームの所属地区の出場枠を1枠増やすこととなった。第77回大会ではTDK(東北第2代表)が優勝したため、第78回大会では東北地区から3チーム出場することとなる。

予選の方法はリーグ戦か敗者復活戦ありのトーナメント戦で、地区によって異なる。また県ごとの一次予選をおこなう県もある。

本戦に出場するチームは基本的にそのチームのホームタウンとなる市町村代表として出場するためマスコミではチーム名の後に括弧くくりでその市町村名を併記している。但し主催新聞社の毎日新聞だけ逆で市町村名を優先してチーム名を括弧くくりとしている。また東京都都心23特別区については、ホームタウンの特別区名ではなく一律「東京都代表」として扱われる。

[編集] 補強選手

各地方予選で敗退したチームから合計5人まで選手をレンタルできるという、都市対抗独特の制度である。この制度によって予選敗退チームは補強選手に夢を託し、出場チームは自チームの欠点を補強し、まさに「地区の代表」となる。

1950年、それまで8球団で行われていたプロ野球が2リーグ分立等に伴い、一挙に15球団に膨れ上がったが、それに見合う選手が足りなかったため、多くの選手が社会人野球から引き抜かれていった。都市対抗大会本部は大会のレベルの低下を懸念し、「都市の代表≒地区の代表」と考え、敗退したチームから選手を期間限定で借り受ける制度を創設した。これが補強選手制度のはじまりであり、他のスポーツ大会を見てもこのような制度を採用しているのは希である。1977年までは、各県ごとの一次予選終了時にまず5名までの補強選手を選ぶことが可能だった。地区ごとの二次予選でも補強が可能なので、最大10名までの補強が許されていた。

なお、公認野球規則1・11(a)(1)により、同一チームの選手は同一のユニフォームを着用することが義務付けられているため、本大会出場チームは補強選手のユニフォームを用意することとなる。

大会で勝ち進むには補強選手の活躍が不可欠だが、補強選手によってチームの陣容が変わるため、ある意味では賭けともなる。地区によっては実力差がはげしいために、補強を全くせずに大会に臨む、良い意味で「わが道を行く」、悪い意味で無粋なチームもある。

同一地区で複数の代表チームがある場合、予選通過順位1位(第1代表)チームから補強選手を選ぶことができる。よって、代表順位の高低も本大会で勝ち上がるための重要な要素となる。

なお、関東地区予選及び近畿地区予選で勝ちあがったチームは、所属するもともとの地区の最下位順位代表となり、関東地区又は近畿地区代表として補強を行うことはできない。例えば南関東第3位として関東地区予選を勝ち抜いても、関東全域の予選敗退チームから補強選手を選ぶことはできず、南関東第3代表として、南関東地区の敗退チームからしか補強選手を選択することはできない。

[編集] 組み合わせ抽選

第73回大会(2002年)から、ファンの要望を受けて公開で行われるようになった(会場は年によって異なる)。

地区ごとに代表が出場すること、同一企業から複数のチームが出場する可能性があること等から、以下の点に留意しながら組み合わせ抽選が行われる。

  • まず32チームのトーナメントの「やぐら」を作り、左から1番、2番…31番、32番と番号を振る。次に1番から8番までをAブロック、9番から16番までをBブロック、17番から24番までをCブロック、25番から32番までをDブロックとする。
  • 地区を「奇数」(1回戦では一塁側ベンチ)、「偶数」(同三塁側ベンチ)に分け、同一地区のチームが1回戦で対戦することがないようにする。奇数・偶数を決めるのは各地区第1代表チームの代表者(マネージャーがくじを引くことが多い)がくじを引いていく。代表数の多い東海地区から順に奇数・偶数を決めていき、どちらかの枠が16チームになった時点で終了し、くじを引いていない地区は空いている方に振り分けられる。
  • 大会事務局が指定したチームを「特定シード」として、あらかじめ指定した試合日・試合数(第○試合)に割り振る。(第77回大会の場合、)観客動員が15,000人以上見込まれるチームを特定シードチームとして、スムーズな入退場ができるようにすることを目的とする。
  • 同一企業から複数のチームが本大会に出場している場合、1回戦での対戦を避けるため、奇数(偶数)の中で同一企業内チームがある場合、まずこれらのチームをA、B、C、Dの各ブロックに割り振る抽選を行う。
  • これらが終わると、残りのチームのうち奇数に割り振られた地区のチームの代表者がブロック分け抽選を行う。
  • その次に、Aブロックから順に番号のついた札を引く本抽選が行われる。
  • 偶数に割り振られた地区も同様にブロック分け抽選→本抽選が行われる。
  • 32チームがやぐらに割り振られた後で、次の2点に着目した確認が行われ、場合によってはベンチサイドの交換が行われる。
    • 同一企業内チームが連続して試合が行われる場合、同一のベンチを使えるようにする。
    • 特定シードチームが連続して試合が行われる場合、同一のベンチを使わないようにする(スムーズな観客入れ替えが困難になるため)。

[編集] 1日に割り当てられる試合数

  • 2005年(第76回大会)までは11日間に渡って行われ、1回戦・2回戦の行われる初日から8日目までは1日3試合、9日目準々決勝は4試合一括、10日目準決勝2試合、11日目に決勝戦を行っていた(第76回大会は会場の都合等で2回戦を1日に4試合組んだ日もあった)。
  • 2006年(第77回大会)から、会期が1日延長され12日間になった。これは準々決勝進出チームの連戦による健康被害を最小限に留めることや、1日4試合にすることで、第4試合の試合終了が午前0時近くになることの弊害を避けるため。そこで、初日の開会式直後の試合を1試合のみとして、2日目から10日目は1日3試合ずつとした。準々決勝は9日目の第3試合に1つと10日目の3試合全てに振り分ける。準決勝以後は1日ずつ大会日をスライドさせるが試合数については変更ない。

[編集] 表彰

大会独特の表現が目立つ。

黒獅子旗

優勝チームに授与される優勝旗のことで、現在の黒獅子旗は3代目である。1942年に全京城(ソウル)の優勝を最後に大会中断、旗は終戦の混乱の中、全京城の主力打者・秋山光夫氏が命がけで日本へ持ち帰ったという経緯がある(第17回大会#概要参照のこと)。なお準優勝チームには白獅子旗、3位チームには黄獅子旗が授与される(一時準決勝敗退チーム同士による3位決定戦が行われた時期(第17回大会から第38回大会まで)があり、このときは3位決定戦の勝者に黄獅子旗が授与された。現在は準決勝終了後、敗退したチームに黄獅子旗を授与するセレモニーが行われる)。
なお、各地区の予選を勝ち抜いて代表権を勝ち取ったチームには青地に黒獅子をあしらったデザインの旗が授与されるが、この旗には特に「青獅子旗」といった呼び名はついていない。
2001年から、黒獅子旗を獲得したチームはその後1年間ユニフォームに黒獅子のエンブレムを付けてプレーすることができることとなったが、その年に優勝した河合楽器は優勝直後に休部を発表、2002年に優勝したいすゞ自動車もその年限りでの休部が決まっていた。また、2003年の優勝チームである三菱ふそう川崎も2004年シーズン序盤から本社不祥事により活動を自粛していたことから、2004年(第75回大会)に優勝した王子製紙が初めて「エンブレムをつけて1年間プレーしたチーム」となった(なお、優勝チームのエンブレム付きのユニフォームは野球体育博物館に所蔵され、入館者が見学することができる)。

橋戸賞

最優秀選手賞にあたり、優勝チームから1人選出される。都市対抗野球を創設した橋戸信(頑鉄)にちなんでいる。

久慈賞

敢闘賞にあたり、準優勝チームから1人選出される(第18回大会のみ優勝チームから選出されている)。全日本の主将を務めた名捕手で、1939年8月19日に試合中の事故で死去した久慈次郎にちなんでいる。

若獅子賞

新人賞にあたり、大会で素晴らしい活躍をした新人選手(高卒選手は2年目まで、大卒選手は1年目のみ)が選出される。1名とは限らず、近年は3人同時受賞というケースもある。

小野賞

大会で素晴らしい活躍をした選手、監督、チームが選出される。都市対抗野球の発展に寄与した小野三千麿にちなんでいる。

10年連続出場

社会人野球チームはプロ野球の球団よりも選手の入れ替わりが激しく、10年間も主力で活躍できる選手は少ない。さらに各地区に複数の強豪チームが存在するため、自分のチームが毎年都市対抗野球に出場できるとは限らない。よって都市対抗野球大会の10年連続出場は自チームの主力のみならず、補強選手にもコンスタントに選ばれるほど実力が抜きん出ていて、大きな故障もない選手という証明である。
なお、1987年、鈴木政明投手は、大昭和製紙、ヤマハ発動機、プリンスホテルと所属チームの活動休止を移籍によって乗り越え、本大会20年連続出場の偉業をなしとげた。

[編集] 出場歴のあるチーム

都市対抗野球出場チーム一覧を参照されたい。

[編集] 歴代優勝チーム

  • 第1回(1927年) 大連市・満鉄倶楽部(満州)
  • 第2回(1928年) 大連市・大連実業団(満州)
  • 第3回(1929年) 大連市・満鉄倶楽部(満州)
  • 第4回(1930年) 東京市・東京倶楽部
  • 第5回(1931年) 東京市・東京倶楽部
  • 第6回(1932年) 神戸市・全神戸
  • 第7回(1933年) 東京市・東京倶楽部
  • 第8回(1934年) 大阪市・全大阪
  • 第9回(1935年) 東京市・東京倶楽部
  • 第10回(1936年) 門司市門司鉄道局
  • 第11回(1937年) 八幡市・八幡製鉄
  • 第12回(1938年) 東京市・藤倉電線
  • 第13回(1939年) 東京市・藤倉電線
  • 第14回(1940年) 京城市・全京城(朝鮮)
  • 第15回(1941年) 戦争拡大のため中止
  • 第16回(1942年) 京城市・全京城(朝鮮)
    ※1943年-1945年は太平洋戦争激化のため開催中止
  • 第17回(1946年) 岐阜市・大日本土木
  • 第18回(1947年) 岐阜市・大日本土木
  • 第19回(1948年) 福岡市・西日本鉄道
  • 第20回(1949年) 別府市・星野組
  • 第21回(1950年) 大阪市・全鐘紡
  • 第22回(1951年) 大阪市・全鐘紡
  • 第23回(1952年) 大阪市・全鐘紡
  • 第24回(1953年) 吉原市・大昭和製紙
  • 第25回(1954年) 八幡市・八幡製鉄
  • 第26回(1955年) 大阪市・全鐘紡
  • 第27回(1956年) 横浜市日本石油
  • 第28回(1957年) 東京都・熊谷組
  • 第29回(1958年) 横浜市・日本石油
  • 第30回(1959年) 松山市・丸善石油
  • 第31回(1960年) 東京都・熊谷組
  • 第32回(1961年) 横浜市・日本石油
  • 第33回(1962年) 横浜市・日本石油
  • 第34回(1963年) 京都市・積水化学
  • 第35回(1964年) 浦和市日本通運
  • 第36回(1965年) 大阪市・電電近畿
  • 第37回(1966年) 東京都・熊谷組
  • 第38回(1967年) 横浜市・日本石油
  • 第39回(1968年) 姫路市富士鉄広畑
  • 第40回(1969年) 千葉市・電電関東
  • 第41回(1970年) 富士市・大昭和製紙
  • 第42回(1971年) 姫路市新日鐵広畑
  • 第43回(1972年) 浜松市日本楽器
  • 第44回(1973年) 川崎市・日本鋼管
  • 第45回(1974年) 白老町・大昭和製紙北海道

[編集] 前年度優勝チームの連覇

  • 都市対抗野球の連覇達成の事例は1930年1931年の東京倶楽部、1938年1939年の藤倉電線、1946年1947年の大日本土木、1950年-1952年の全鐘紡(大会記録の3連覇)、1961年1962年の日本石油の5チームの事例があるのみで、ここ40年来は連覇が途絶えている。(なお1940年1942年も全京城が優勝しているが、連覇とは見なされていない。これは1941年の大会が第二次世界大戦の激化に伴って開催取りやめとなったが、大会の回次(第15回大会)はそのまま残っているため)
  • 1996年以前は前年度の大会で優勝したチームは、次年度の大会は推薦枠、即ち予選を免除して自動的に全国大会にコマを進められるシード枠で参加・かつ開幕戦での試合をする権利が与えられたが、シードチームは補強選手制度が適用できない単独チームでの出場だったため、補強制度を使える他のチームと比べると戦力がやや劣る面も否めなかったことから、なかなか連覇を達成することが出来なかったともいわれている。1975年に前年優勝の白老町・大昭和製紙北海道が決勝に進出したが、惜敗。1990年代に入ると、推薦出場チームの初戦敗退が相次いだ。
    • 1951年に2連覇を果たした全鐘紡は、翌年の推薦出場権を得ていたが、「補強選手がいなくては本大会で勝つのは難しい」として敢えて推薦を辞退し、他チームと同様に予選を戦って出場権を獲得、補強選手を得て本大会に臨み、見事3連覇を達成した。事実、この年の橋戸賞は、日本生命から補強された松井実内野手が受賞している。
  • 1997年からこの前年度優勝チームに対するシード制度は現在は廃止され、他のチーム同様予選を勝ち上がらないと東京ドームの舞台に立てない事になっている。
  • しかし前述したとおり、2006年度の第77回から事実上のシード制度の代りとして、前回優勝チームの所属地域の出場枠を1チーム増やす制度が取り入れられることになった。

[編集] 歴代表彰選手

(かっこ内は都市名・チーム。かっこ内かっこは補強元チーム。)

[編集] 橋戸賞

(第10回から表彰。)

  • 第10回 井野川利春監督兼捕手(門司・門司鉄道局
  • 第11回 角地孫之助投手(八幡・八幡製鉄)
  • 第12回 土井寿蔵投手(東京・藤倉電線)
  • 第13回 吉田正男投手(東京・藤倉電線)
  • 第14回 野村武史投手(京城・全京城)
  • 第15回 大会中止
  • 第16回 該当者なし
  • 第17回 中原宏投手(岐阜・大日本土木)
  • 第18回 村瀬保夫監督兼内野手(岐阜・大日本土木)
  • 第19回 宮崎要監督兼内野手(福岡・西日本鉄道)
  • 第20回 荒巻淳投手(別府・星野組)
  • 第21回 高橋久雄外野手(大阪・全鐘紡)
  • 第22回 松井実内野手(大阪・全鐘紡(日本生命))
  • 第23回 松井実内野手(大阪・全鐘紡(日本生命))
  • 第24回 黒柳巽投手(吉原・大昭和製紙)
  • 第25回 井原数巳内野手(八幡・八幡製鉄)
  • 第26回 松本豊内野手(大阪・全鐘紡)
  • 第27回 藤田元司投手(横浜・日本石油
  • 第28回 島津四郎投手(東京・熊谷組)
  • 第29回 伊藤正敏投手(横浜・日本石油
  • 第30回 西三雄投手(松山・丸善石油)
  • 第31回 高林恒夫外野手(東京・熊谷組)
  • 第32回 杉本和喜代投手(横浜・日本石油(日本鋼管))
  • 第33回 佐々木吉郎投手(横浜・日本石油
  • 第34回 堤亨投手(京都・積水化学)
  • 第35回 田中章投手(浦和・日本通運
  • 第36回 小弓場保投手(大阪・電電近畿日本生命))
  • 第37回 古田昌幸監督兼内野手(東京・熊谷組)
  • 第38回 平松政次投手(横浜・日本石油
  • 第39回 神部年男投手(姫路・富士鉄広畑
  • 第40回 若宮秀雄投手(千葉・電電関東)
  • 第41回 安田猛投手(富士・大昭和製紙)
  • 第42回 佐々木恭介内野手(姫路・新日鉄広畑
  • 第43回 新美敏投手(浜松・日本楽器
  • 第44回 宇賀山徹内野手(川崎・日本鋼管)
  • 第45回 柳俊之投手(白老・大昭和製紙北海道(電電北海道))

[編集] 久慈賞

(第18回から表彰。)

  • 第18回 中原宏投手(岐阜・大日本土木)
  • 第19回 永利勇吉捕手(別府・星野組)
  • 第20回 大道信敏内野手(吉原・大昭和製紙)
  • 第21回 櫛田由美彦捕手(東京・熊谷組)
  • 第22回 野口勝美外野手(大阪・南海土建
  • 第23回 野見山博投手(二瀬・日鉄二瀬)
  • 第24回 種田吉富捕手(大阪・全鐘紡)
  • 第25回 大館盈六内野手(東京・全藤倉)
  • 第26回 山本治投手(高砂・鐘淵化学)
  • 第27回 大沢貞義監督兼投手(東京・熊谷組)
  • 第28回 堀本律雄投手(浦和・日本通運
  • 第29回 井洋雄投手(二瀬・日鉄二瀬)
  • 第30回 出沢政雄内野手(釜石・富士鉄釜石(常磐炭鉱))
  • 第31回 松浦三千男投手(門真・松下電器(鐘化カネカロン))
  • 第32回 鬼頭忠雄投手(名古屋・新三菱重工
  • 第33回 鬼頭忠雄投手(名古屋・日本通運名古屋(新三菱重工))
  • 第34回 佐藤進投手(室蘭・富士鉄室蘭)
  • 第35回 近藤重雄投手(川崎・日本コロムビア)
  • 第36回 清沢忠彦投手(和歌山・住友金属)
  • 第37回 清沢忠彦投手(和歌山・住友金属)
  • 第38回 中野孝征内野手(浜松・日本楽器
  • 第39回 堀内嗣郎内野手(浜松・河合楽器)
  • 第40回 石幡信弘投手(太田・富士重工業
  • 第41回 橘谷健投手(神戸・三菱重工神戸(川崎重工))
  • 第42回 久玉清人投手(松山・丸善石油)
  • 第43回 池田善吾投手(川崎・三菱自動車川崎
  • 第44回 須藤和彦捕手(横須賀・日産自動車
  • 第45回 萩野友康投手(北九州・新日鉄八幡)
  • 第46回 加藤英美投手(白老・大昭和製紙北海道)
  • 第47回 千藤和久投手(札幌・北海道拓殖銀行)
  • 第48回 伊藤友幸監督兼外野手(東京・熊谷組)
  • 第49回 木田勇投手(川崎・日本鋼管)
  • 第50回 中尾孝義捕手(東京・熊谷組(プリンスホテル))

[編集] 小野賞

(第27回から表彰。)

  • 第27回 日立・日本鉱業日立チーム
  • 第28回 村上峻介投手(二瀬・日鉄二瀬)
  • 第29回 増山桂一郎監督(横浜・日本石油
  • 第30回 釜石・富士鉄釜石チーム
  • 第31回 大沢貞雄監督(東京・熊谷組)
  • 第32回 大工勝投手(姫路・富士鉄広畑
  • 第33回 今西良雄外野手(横浜・日本石油
  • 第34回 京都・積水化学チーム
  • 第35回 田中公雄投手(札幌・北海道拓殖銀行)
  • 第36回 大分・大分鉄道管理局チーム
  • 第37回 平松政次投手(横浜・日本石油
  • 第38回 浜松・日本楽器チーム
  • 第39回 後藤晃吾投手(北九州・八幡製鉄)
  • 第40回 佐藤昭投手(千葉・電電関東(日本通運))
  • 第41回 神戸・三菱重工神戸チーム
  • 第42回 三沢淳投手(姫路・新日鉄広畑)、中山拓郎捕手(姫路・新日鉄広畑
  • 第43回 細川昌俊外野手(大垣・西濃運輸
  • 第44回 内藤博内野手(川崎・日本鋼管)
  • 第45回 山口高志投手(堺・新日鉄堺(松下電器))
  • 第46回 白老・大昭和製紙北海道チーム
  • 第47回 川崎・日本鋼管チーム
  • 第48回 藤井栄一郎投手(松山・丸善石油)
  • 第49回 鈴鹿・本田技研鈴鹿チーム
  • 第50回 広島・三菱重工広島チーム
  • 第51回 札幌・札幌トヨペットチーム
  • 第52回 工藤真投手(東京・東京ガス
  • 第53回 東京・明治生命チーム

[編集] 若獅子賞

(第44回から表彰。)

[編集] 応援

上記のとおり、華やかな応援合戦も都市対抗野球の見所となっているが、これをさらに後押ししているのが、毎日新聞社主催、スポーツニッポン後援の「応援団コンクール」である。大会期間中、東京ドーム1・3塁側の客席最前列に応援団用の特設ステージが設えられており、郷土芸能やチアリーディング・チアダンスなどのパフォーマンスが行われている。

[編集] 応援団コンクールの概要

応援団コンクールは、大きく1回戦の試合を対象に行う「前期賞」「後期賞」(1回戦出場32チームの試合日程順に最初の8試合=16チームを前期賞、その後の8試合を後期賞とする)、並びに大会全試合を通しての「期間賞」の3つで構成・表彰される。

  • 選考基準
  1. チームの健闘に貢献した作品
  2. 郷土色豊かな作品
  3. リーダーの統制がよく取れて、マナーのよかったチーム
  4. 優秀なアイデアを作品に取り込んだもの
  • 表彰
    • 前期16チームと後期16チームに分けた前期・後期賞として最優秀に当たる「トップ賞」、以下優秀賞、敢闘賞が1チームずつ選ばれる。前期・後期トップ賞の表彰は当該チームの2回戦の試合前に応援ステージ上で行われる。
    • 大会期間31試合を対象とした「期間賞」として最優秀賞、優秀賞、敢闘賞がそれぞれ1チームずつ選ばれる。期間賞の表彰は最終日試合終了後の表彰・閉会式で行われる。
    • また上記各賞に入選しなかったチームの中から、特に創意・工夫を凝らしたチームについても特別賞や努力賞が贈賞される場合がある。
    • さらに選手の10年連続出場と同様に、10年連続出場の男子応援団員、5年連続出場の女子チアリーダーに対する表彰制度がある。

[編集] 応援団コンクールの各賞受賞チーム

[編集] 最優秀賞

[編集] 優秀賞

[編集] 敢闘賞

[編集] 特別賞

  • 第34回 トヨタ自動車
  • 第35回 河合楽器
  • 第36回 該当なし
  • 第37回 日本石油
  • 第38回 該当なし
  • 第39回 該当なし
  • 第40回 電電関東
  • 第41回 オール常磐
  • 第42回 該当なし
  • 第43回 該当なし
  • 第44回 該当なし
  • 第45回 新日鐵グループ
  • 第46回 電電関東
  • 第47回 本田技研鈴鹿
  • 第48回 本田技研
  • 第49回 該当なし
  • 第50回 該当なし
  • 第51回 プリンスホテル
  • 第52回 該当なし
  • 第53回 該当なし
  • 第54回 該当なし
  • 第55回 該当なし

[編集] 努力賞

(表彰のあった年のみ記載する)

  • 第36回 四国銀行、日立製作所
  • 第37回 北海道拓殖銀行
  • 第38回 北海道拓殖銀行
  • 第40回 盛岡鉄道局
  • 第43回 住友金属
  • 第44回 大昭和製紙北海道
  • 第46回 本田技研
  • 第47回 熊谷組
  • 第50回 三菱重工広島
  • 第52回 岩手銀行
  • 第53回 北海道拓殖銀行
  • 第76回 住友金属鹿島

[編集] 放送での中継

  • 以前は決勝戦のみNHK総合テレビジョン(-1991年)、また1990年代当初はスポーツ・アイ ESPN(現在のJ sports ESPN)で全試合生放送で中継されていた。
  • 現在は決勝戦(一部準決勝が放送される場合あり)をNHK衛星第1テレビジョンで、2002年からはBS衛星放送のデジキャス(デジタルデータ放送)での中継も行われている。また一時期、NHK衛星第1では期間中の注目カードを毎日1試合(準決勝は2試合とも)生中継していたこともあった。第77回大会(2006年)はGAORAで全試合中継する(約半分が生中継、準々決勝以上は全て生中継。それ以前からも準々決勝以降全試合を生中継していた)。また岐阜放送では西濃運輸が出場する場合のみ、ラジオ・テレビで中継することがある(ラジオはラジオ日本、テレビはテレビ東京の協力)
  • なお、文京区荒川区千代田区には東京ケーブルネットワーク(TCN)で1回戦からの全試合が生中継されている。(上記各テレビ局の中継もTCNが製作・配給したものを使用する)

[編集] 関連項目

都市対抗野球大会


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