団令子
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団令子(だん れいこ、1935年3月26日 - 2003年11月24日)は、日本の女優。京都府出身。長男は同じく俳優の団優太。
1957年に東宝に入社し映画デビュー。芸名は東宝の藤本真澄プロデューサーが作曲家の團伊玖磨からとって名づけた。 1959年に始まった「お姐ちゃんシリーズ」(任侠物ではない)で、健康的な現代娘をコミカルに演じて東宝の看板女優の一人となった。コミカルな役柄からクールな悪女役まで幅広くこなす演技力は高く評価されていたが、女優業から遠ざかった。 しかし、1980年代終わり頃から1990年代初頭にかけ、息子の俳優デビューを応援するため短期間だったがカムバックした。
2003年11月24日、心不全のため東京都三鷹市の病院で死去。68歳。
[編集] 出演
[編集] 映画
- 大学のお姐ちゃん(1959年)
- 娘・妻・母(監督:成瀬巳喜男。1960年)
- 女が階段を上る時(監督:成瀬巳喜男。1960年)
- 大学の若大将(1961年)
- 小早川家の秋 The End of Summer (監督:小津安二郎。1961年)
- 椿三十郎(監督:黒澤明。1962年)
- ニッポン無責任時代 (1962年)
- 台所太平記 (監督:豊田四郎。1962年)
- 女体(1964年)
- 赤ひげ (ヴェネチア国際映画祭サン・ジョルジョ賞、男優賞(三船敏郎)、ヴェネチア市賞、国際カトリック映画事務局賞受賞作品。監督:黒澤明。1965年)
- 大冒険 (1965年)
- 殺人狂時代 (日本映画)(監督:岡本喜八。1967年)
- 伊豆の踊子(1967年)
- 砂の上のロビンソン(1989年)