堀割川
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堀割川 | |
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![]() 水運が盛んだった当時の名残の物揚場跡 |
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水系 | 水系 |
延長 | 2.7 km |
水源の標高 | - m |
平均流量 | - m³/s- |
流域面積 | - km² |
水源 | 中村川(横浜市南区) |
河口(合流先) | 根岸湾(横浜市磯子区) |
流域 | 横浜市南区・磯子区 |
堀割川(ほりわりがわ)は、横浜市南区の中村川から分かれ、磯子区の根岸湾まで流れる約2.7kmの二級河川。明治時代に作られた人工河川で、横浜港発展に大きな役割を果たした。
[編集] 歴史
1870年、横浜港と根岸湾とを結ぶ水運と、吉田新田埋立用土砂確保のため、当時の神奈川県知事の井関盛艮が工事請負人を募った。吉田新田を開拓した吉田勘兵衛の子孫がこれに応じ、今の中村橋付近の丘陵を切り下げ、中村川から根岸湾まで運河を開削。その土砂で、当時の「一つ目沼」、のちに根岸線と横浜駅根岸道路の間の吉浜町・松影町・寿町・翁町・扇町・不老町・万代町・蓬莱町となる湿地帯の埋立を行った。滝頭波止場(現在は動物検疫所となっている)が大波で破損するなどしたものの、1874年に完成した。
[編集] 現状
- 中村橋から八幡橋にかけて、右岸に国道16号線が通る。川の上に首都高速磯子線を建設する計画があるが、本牧JCTが改良された現在では、実際に建設される見込みは低い。
- 地元住民の手で川岸に桜並木が作られ、今でもその一部が残っている。坂下橋付近の国道の下には物揚場の跡が残り、水運が盛んだった当時の様子を物語っている。
- 川沿いには中小の工場があり、現在でも一部で水運に用いられている。
[編集] 橋
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