多摩都市モノレール1000系電車
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多摩都市モノレール1000系電車(たまとしモノレール1000けいでんしゃ)は、多摩都市モノレールの跨座式モノレール車両である。
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[編集] 概要
車体はアルミ合金製で、前面は中央に非常脱出用扉を備えた3面折妻形状、側面の客用扉は1両あたり片側両開き2箇所である。
走行機器はIGBT素子によるVVVFインバータ制御と回生ブレーキ併用電気指令式空気ブレーキで、ATOを備え、ワンマン運転を実施している。
編成は1100形-1200形-1300形-1400形の4両で構成される。車内構造は製造当初は戸袋部分と連結面がロングシートのセミクロスシートで、運転席直後の部分は前向きの固定クロスシートで統一されていた。
しかし、輸送量増大のため、2004年(平成16年)以降車内のロングシート化改造が進められている。改造時期により、運転席直後以外はロングシートの編成と中間2両がロングシートの編成が存在する。
1998年(平成10年)11月の多摩都市モノレール線上北台~立川北間開業時に、1101F~1106Fの6本が営業を開始した。続いて2000年(平成12年)1月の立川北~多摩センター間開業時に1107F~1115Fの9本が営業を開始した。2005年(平成17年)に1116Fが増備されたが、この編成は前面の行先表示器がLED式とされ、また車内は運転席直後を除きロングシートである。
[編集] 各編成の特徴
[編集] 座席配置
- 全車セミクロスシート…1115F
- 全車ロングシート…1102F・1103F・1111F・1112F・1113F・1114F・1116F
- 先頭車セミクロス、中間車ロング…1101F・1104F・1105F・1107F・1110F
[編集] 行先表示器(前面のみ)
- 字幕式…1101~1115F
- LED式…1116F
[編集] 車体塗装
- 通常塗装…1101F・1107F・1109F・1111F・1112F・1114F
- 白一色…1102F
- 日立製作所ラッピング車両…1105F
- 多摩動物公園PR車両…1115F
- 更新色(前面にオレンジ帯を追加)…1101F・1103F・1104F・1106F・1108F・1110F・1113F・1116F
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