多摩センター駅
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
多摩センター駅(たまセンターえき)は、東京都多摩市落合にある京王電鉄相模原線、小田急電鉄多摩線、多摩都市モノレール線の駅である。
これら3線の正式名称は、それぞれ、京王多摩センター駅(けいおうたませんたーえき)、小田急多摩センター駅(おだきゅうたませんたーえき)、多摩センター駅(たませんたーえき)である。
また、これら3駅はあわせて「多摩センター駅」とよばれており、本稿では、3駅(京王多摩センター駅・小田急多摩センター駅・多摩センター駅)について記す。
目次 |
[編集] 所在地
京王多摩センター駅および小田急多摩センター駅は、駅舎が隣接して建っており、ほぼ一体化している。
一方、多摩都市モノレール線多摩センター駅は、京王・小田急の両駅とは約200メートルほど離れており、ペデストリアンデッキで接続されているが、屋根などがないため雨天時などには傘が必須。
なお、各駅の住所は次に掲げる通りである。
- 京王多摩センター駅
- 東京都多摩市落合1-10-1
- 小田急多摩センター駅
- 東京都多摩市落合1-11-1
- 多摩センター駅
- 東京都多摩市落合1-40 都道156号線上
[編集] 駅構造
[編集] 京王多摩センター駅
島式ホーム2面4線の高架駅である。相模原線駅で唯一快速・各停が急行の待ち合わせをする駅である。
また、駅西側には留置線および総合指令所がある。
かつては、小田急多摩線の小田急多摩センター駅とプラットホーム番号が連番になっており、5・6・7・8番ホームとなっていた。
- のりば
1 | ■京王相模原線 | 橋本方面 |
---|---|---|
2 | ■京王相模原線 | 橋本方面 |
3 | ■京王相模原線 | 調布・明大前・笹塚・新宿・都営新宿線方面 |
4 | ■京王相模原線 | 調布・明大前・笹塚・新宿・都営新宿線方面 |
[編集] 小田急多摩センター駅
かつては、島式2面4線となっており、一部列車の発着や回送列車の留置などに使われていたが、2006年5月ごろ、使用中止となり、5月19日・5月20日にそれぞれ1番・4番ホームが封鎖され、7月にかけて柵が設置された。また、2007年2月現在、1・4番ホームへ繋がっている線路が本線(2・3番ホーム)と完全に分断されており、1・4番ホームの線路撤去が行われている。
また、駅西側には小田急電鉄多摩センター宿泊所がある。
- のりば
- 海側(南側)から
[編集] 多摩都市モノレール線・多摩センター駅
相対式ホーム2面2線の高架駅である。
起点駅である。
- のりば
1 | ■多摩モノレール線 | 高幡不動・立川北・玉川上水・上北台方面 |
---|---|---|
2 | ■多摩モノレール線 | 高幡不動・立川北・玉川上水・上北台方面 |
[編集] 駅周辺
[編集] 駅舎内施設
- 京王多摩センター駅
- 京王クラウン街
- 1階
- 2階
- 京王観光 多摩センター支店
- 京王不動産
- 皿々亭 (寿司屋)
- さぼてん (とんかつ屋)
- 日本海床や (居酒屋)
- ドトールコーヒーショップ (喫茶店)
- カレーショップC&C (カレー屋)
- 多摩の里 (蕎麦屋・居酒屋)
- スパゲッティ屋DON'A (スパゲッティ屋)
- 啓文堂書店 (本屋)
- タハラ (CDショップ)
- 小田急多摩センター駅
- 横浜銀行 多摩センター支店小田急多摩センター駅出張所
- 小田急マルシェ
- 1階
- ケンタッキーフライドチキン
- 小田急商事Odakyu MART (コンビニエンスストア)
- TSUTAYA
- 独立行政法人都市再生機構 多摩営業センター
- 銀蔵 (寿司屋)
- 東方見聞録 (炭火串焼屋)
- 2階
- 多摩都市モノレール多摩センター駅
- 近畿日本ツーリスト 多摩都市モノレール多摩センター駅内営業所
[編集] 駅の南側にある施設
- バスロータリー(多摩センター駅)
- 各のりばについては、路線バスの項参照。
- 多摩カリヨン館(外部リンク)
- マグレブビル
- おちあい横町(飲食店街)
- 京王プラザホテル 多摩
- 三井住友銀行 多摩センター支店
- 多摩センター三越(旧多摩そごう)
- 大塚家具
- 丘の上プラザ(外部リンク)
- イトーヨーカドー 多摩センター店
- 中央三井信託銀行 コンサルプラザ多摩センター店
- 横浜銀行 多摩センター支店
- 三菱東京UFJ銀行 多摩センター支店 (旧・東京三菱銀行)
- みずほ銀行 多摩センター支店
- 丘の上パティオ
- ワーナー・マイカル・シネマズ 多摩センター
- サンリオピューロランド
- 多摩中央公園
- パルテノン多摩
- 住まいのデパート ペンタくん
- サンピア多摩 (健康施設)
- 日本郵政公社 多摩郵便局 (普通郵便局)
- 警視庁 多摩中央警察署
- 東京消防庁 多摩消防署多摩センター出張所
- 朝日生命保険相互会社 多摩本社
- 多摩東京海上日動
- 東京都埋蔵文化財調査センター
- Tama Time
- 多摩美術大学美術館
- 東京ガス
- 東京電力
- 東京法務局 多摩出張所
- 多摩南部地域病院
[編集] 駅の北側にある施設
- 日本郵政公社 多摩センター郵便局 (特定郵便局)
- セコムHDセンター多摩
- ニッポンレンタカー 多摩センター営業所
- 興学社学園多摩センター校
- 日能研
- 進学舎
- 東京個別指導学院
- 市進学院
- ミサワホーム多摩営業所
- セコム多摩研修所
[編集] 路線バス
駅前1階にバスターミナル多摩センター駅があり、路線バスが乗り入れる。 路線バスの運行は、主に京王電鉄バスと神奈川中央交通の2社が執り行っている。
- バスターミナルに接した多摩センター南通り沿いの16番のりば(京王多摩センター駅)と空港を結ぶバスもある。
- 同一の行先(例:聖蹟桜ヶ丘駅行や鶴川駅行など)でも、色々な経由地があるため、乗車には注意する必要がある。
[編集] バスのりば
1・2・3 番 | |||
降車専用。 | |||
4 番 | |||
「桜85」系統 | 松が谷、堰場経由 | 「聖蹟桜ヶ丘駅」行 | (京王電鉄バスが運行) |
「多11」系統 | 「松が谷循環」 | (京王電鉄バスが運行) | |
「多17」系統 | 「松が谷高校循環」 | (京王電鉄バスが運行) | |
「多16」系統 | 急行 | 「帝京大学構内」行 | (京王電鉄バスが運行) |
5 番 | |||
「桜72」「桜73」系統 | 鹿島、愛宕東、東寺方経由 | 「聖蹟桜ヶ丘駅」行 | (深夜バス有。京王電鉄バスが運行) |
「桜72」系統 | 「東愛宕」行 | (平日のみ、深夜バス有。京王電鉄バスが運行) | |
京王堀之内駅、南大沢駅経由 | 「だいり谷戸公園」行 | (平日、深夜バスのみの系統。運行は京王バス南が担当) | |
6 番 | |||
「桜62」「桜63」系統 | 愛宕東公園、多摩市役所経由 | 「聖蹟桜ヶ丘駅」行 | (京王電鉄バスが運行) |
「桜62」系統 | 「愛宕東公園」行 | (京王電鉄バスが運行) | |
7 番 | |||
「多61」「桜63」系統 | 「鶴牧団地循環」 | (平日のみ、深夜バス有。神奈中バスと京王電鉄バスが運行) | |
「多61」系統 | 「富士見通り下」行 | (京王電鉄バスが運行) | |
8 番 | |||
「多03」系統 | 「豊ヶ丘四丁目」行 | (深夜バス有。神奈中バスと京王電鉄バスが運行) | |
「多01」系統 | 豊ヶ丘四丁目経由 | 「京王多摩車庫」行 | (深夜バス有。京王電鉄バスが運行) |
「多04」系統 | 豊ヶ丘四丁目、多摩車庫経由 | 「鶴川駅」行 | (神奈中バスが運行) |
「永65」系統 | 豊ヶ丘四丁目、貝取北経由 | 「永山駅行」 | (深夜バス有。神奈中バスと京王電鉄バスが運行) |
「桜46」系統 | 豊ヶ丘四丁目、貝取北経由 | 「聖蹟桜ヶ丘駅」行 | (京王電鉄バスが運行) |
9 番 | |||
「永52」系統 | 『多摩市ミニバス東西線』右循環 | 「永山駅」行 | (京王電鉄バスが運行) |
10 番 | |||
「多02」系統 | 青葉台公園経由 | 「京王多摩車庫」行 | (京王電鉄バスが運行) |
「鶴32」系統 | 青葉台公園、小野路経由 | 「鶴川駅」行 | (神奈中バスが運行) |
11 番 | |||
「多43」系統 | 「日大三高」行 | (京王電鉄バスが運行) | |
「多44」系統 | 『急行』 | 「日大三高」行 | (京王電鉄バスが運行) |
12 番 | |||
「桜73」系統 | 「多摩南部地域病院」行 | (京王電鉄バスが運行) | |
「永53」系統 | 『多摩市ミニバス東西線』左循環 | 「永山駅」行 | (京王電鉄バスが運行) |
13 番 | |||
「豊32」系統 | 「豊田駅北口」行 | (京王電鉄バスが運行) | |
「豊32」系統 | 多摩テック経由 | 「豊田駅北口」行 | (休日8時台~18時台のみの運行。京王電鉄バスが運行) |
バスターミナルの前(京王多摩センター駅停留所16番のりば)と空港を結ぶバスもあり、京王バス東・京王バス南(南大沢営業所)・東京空港交通が運行している。
[編集] 歴史
- 1974年10月18日 京王相模原線延伸に伴い、京王多摩センター駅開業。「通勤快速」、「快速」および「普通」の停車駅となる。
- 1975年4月23日 小田急多摩線延伸に伴い、小田急多摩センター駅開業。「各駅停車」の停車駅となる。
- 1992年5月28日 京王相模原線にて「特急」の運行が開始され、京王多摩センター駅が停車駅となる。
- 2000年1月10日 多摩都市モノレール線延伸に伴い、多摩センター駅開業。
- 2000年12月2日 小田急多摩線にて特急ロマンスカー「ホームウェイ」および「急行」の運行が開始され、小田急多摩センター駅が停車駅となる。
- 2001年3月25日 京王相模原線にて「急行」の運行が開始され、京王多摩センター駅が停車駅となる。(同時に、「特急」が廃止される。)
- 2002年3月23日 小田急多摩線にて「多摩急行」の運行が開始され、小田急多摩センター駅が停車駅となる。
- 2004年12月11日 小田急多摩線にて「区間準急」の運行が開始され、小田急多摩センター駅が停車駅となる。
- 2005年5月~2006年3月 小田急多摩センター駅のリニューアル工事実施。
[編集] 駅名の由来
駅所在地が、多摩ニュータウンの商業的中心地であることから「多摩センター」となる。
京王帝都および小田急は、同時期に永山駅から延伸してきたことと、駅舎が隣接して建設されたことから「京王多摩センター駅」および「小田急多摩センター駅」となる。(多摩都市モノレールに関しては、「多摩センター駅」となっており、社号がついていない。)
なお、京王帝都および小田急の駅建設計画時、駅名は「多摩中央(たまちゅうおう)」となっていた。
[編集] その他
[編集] 乗降人員数
- 京王多摩センター駅
- 79033人(2005年度)
- 79894人(2004年度)
- 83281人(1996年度)
- 82852人(1995年度)
- 小田急多摩センター駅
- 36495人(2005年度)
- 34222人(2003年度)
- 32971人(2002年度)
- 32015人(2001年度)
- 16956人(1987年度)
- 7713人(1979年度)
- 多摩都市モノレール多摩センター駅
- 14517人(2005年度)
- 14584人(2004年度)
- 14799人(2003年度)
京王および小田急は、東京・新宿への移動手段として競合をしている。2000年までは、小田急が多摩線内を各駅停車のみ運行させていたこともあり、利便性のあった京王の利用者が多かった。しかし、2000年以降、小田急が新宿駅から座って帰れる「特急ロマンスカー」や東京都心・常磐線に直通する「多摩急行」の運行を開始したことから小田急の利用者が増加傾向にあり、京王の利用者は減少傾向にある。
[編集] 隣の駅
- 多摩都市モノレール
- ■多摩都市モノレール線
- 松が谷駅 - 多摩センター駅