夜鳴きうぐいす (ストラヴィンスキー)
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抒情劇《夜鳴き鴬》(よなきうぐいす、仏語:Le rossignol)はイーゴリ・ストラヴィンスキーによる3場の歌劇。
ハンス・クリスチャン・アンデルセンの『小夜鳴き鳥と中国の皇帝(株語:Nattergalen)』に基づき、作曲者自身とステパン・ミトゥーソフがロシア語で台本を作成。ストラヴィンスキーは1908年に本作の作曲に取り掛かり、第1場を完成させるが、その後はロシア・バレエ団のためのいわゆる「三大バレエ音楽」の作曲に専念し、本作は脇に押し遣られていた。残りの第2場と第3場は1914年になって完成されたが、それまでにストラヴィンスキーは《火の鳥》から《春の祭典》へと明らかな作風の転換を遂げており、それがそのまま本作の第1場と第2場以降の音楽語法の違いとなって現れることとなった。ストラヴィンスキーは、リムスキー=コルサコフやムソルグスキーの影響色濃い第1場と、バーバリズムの明瞭な第2場以降の作曲様式の違いをあえて放置し、どちらかに統一しようとしなかった。
初演は1914年5月26日にパリのガルニエ宮において、セルゲイ・ディアギレフの制作によって行われた。1917年にストラヴィンスキーは、第2場「夜鳴き鴬の歌 Le chant du Rossignole」以降をもとに、交響詩《うぐいすの歌 Le chant du Rossignole 》を作曲している。
カテゴリ: オペラ作品 | ストラヴィンスキーの楽曲 | 交響詩