大平光代
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大平光代(おおひら みつよ、1965年10月18日 - )は兵庫県西宮市生まれの弁護士、前大阪市助役。
中学生の頃、いじめを苦にし割腹自殺を計るも未遂に終わる。その後非行に走り、暴力団組長と結婚、一児を設ける。16歳の時背中に観音様と蛇の刺青を入れた。
22歳で離婚し、大阪・北新地にてクラブのホステスをしている時、現在の養父・大平浩三郎氏との運命的な再会を果たす。
その後、養父の強い勧めで更生を決心。宅建試験、司法書士試験に合格。その後、中卒のハンディを乗り越えて、近畿大学法学部通信教育課程に入学し、3年の時、司法試験に一発合格する。そもそも司法試験の第一次試験免除が目的で入学した大学は、中退。2003年12月、弁護士の活動を一時休止して大阪市助役に就任した。
彼女の波乱の半生を描いた自伝『だから、あなたも生きぬいて』(講談社)が200万部を超えるベストセラーになった。 2000年度の全国出版協会・出版科学研究所調べによる年間ベストセラー第1位。
2005年10月17日、關淳一市長の辞任に伴い、大阪市助役を辞任した。2006年1月6日、大阪市法律顧問(法令遵守担当)に就任することが市から発表されたが、市会の自由民主党、公明党の議員団の反発にあい、1月7日に就任を辞退。
2006年2月14日、同じ法律事務所に所属する川下清弁護士と再婚、同時に妊娠も発覚。同9月女児出産、ダウン症と重い心臓疾患と発覚翌年1月に心臓手術を受ける。
[編集] 著書
- だから、あなたも生きぬいて(2000年2月、講談社)
- あなたはひとりじゃない 悩める母たちへ子供たちへ (2001年5月、光文社)
- だから、あなたも生きぬいて So can you(英文版)ジョン・ブレナン訳(2001年7月、講談社インターナショナル)
- 応援します、あなたの旅立ち 大平流「独学」のすすめ(2002年2月、講談社)
- あなたなら、どうする(2004年4月、講談社) 高里むつる/漫画