大日本住友製薬
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種類 | 株式会社 |
市場情報 | |
本社所在地 | 〒541-0045 大阪府大阪市中央区道修町二丁目6番8号 |
電話番号 | 06-6203-5321 |
設立 | 1897年(明治30年)5月14日(大阪製薬) |
業種 | 医薬品 |
事業内容 | 医薬品、臨床検査薬、医療機器、動物用医薬品、食品添加物、工業薬品、その他化学製品の製造、売買及び輸出入 |
代表者 | 宮武健次郎(代表執行役社長) |
資本金 | 44,985百万円 (2006年3月末現在) |
売上高 | 連結:245,783百万円 単独:232,559百万円(2006年3月期) |
従業員数 | 連結:5,142名 単体:5,061名(2006年3月) |
決算期 | 3月 |
主要株主 | 住友化学(50.1%)、稲畑産業(8.3%) |
主要子会社 | 五協産業 |
外部リンク | http://www.ds-pharma.co.jp/ |
大日本住友製薬株式会社(だいにっぽんすみともせいやく、Dainippon Sumitomo Pharma Co.,Ltd.)は、住友グループに属する日本の製薬会社。住友化学の子会社。
1897年(明治30年)5月14日に、薬の知識のない日本に付け込んで横行する粗悪な医薬品に対抗するため、大阪の有力薬業家によって前身である大阪製薬株式会社が設立された。その翌年には、東京の半官半民会社の大日本製薬合資会社と合併し、社名を大日本製薬株式会社と改めた。
1958年に発売した睡眠導入剤イソミン錠をきっかけとして、これに含まれていたサリドマイドにより新生児の奇形等の症状を呈する薬害を引き起こした。 ヒロポンを製造していたことで有名(現在でも「覚せい剤取締法」で許可された特定の医療機関に対しての販売は継続されている)。
2005年(平成17年)10月には住友製薬と合併し、社名を大日本住友製薬に変更した。また、一般用医薬品・ヘルスケア事業は2005年6月に興和に譲渡した。
目次 |
[編集] 沿革
- 1897年(明治30年)5月14日 大阪製薬株式会社として設立される。
- 1898年(明治31年)11月 大日本製薬合資会社を吸収合併し、社名を大日本製薬株式会社に変更する。
- 1908年(明治41年)7月 大阪薬品試験株式会社を合併する。
- 1947年(昭和22年)10月 五協産業株式会社を設立する。
- 1963年(昭和38年)台湾法人「台湾大日本製薬股份有限公司」をする。
- 1967年(昭和42年)4月 ニチエイ産業株式会社を設立する。
- 1968年(昭和43年)3月 マルピー薬品株式会社を設立する。
- 1988年(昭和63年)米国駐在事務所(現在の米国法人「大日本製薬USAコーポレーション」)を開設する。
- 1992年(平成4年)5月 株式会社マルピー物流サービスを設立する。
- 2005年(平成17年)6月1日 一般用医薬品・ヘルスケア事業を興和に譲渡。
- 2005年(平成17年)10月1日 住友製薬と合併し、社名を大日本住友製薬株式会社に変更する。
[編集] 事業内容
- 医療用医薬品事業(下記)
- CNS(中枢神経)領域と糖尿病領域を重点化。
- アニマルサイエンス事業
- 動物用医薬品・特別療法食
- フードサイエンス事業
- 食品添加物や調味料などの食品素材
- ファインケミカル事業
- 工業薬品。タンニン酸が伝統的商品
- ラボラトリープロダクツ事業
- 研究現場で使用される診断薬、細胞、研究用試薬・機器の開発と販売
[編集] 主要商品
- 医療用医薬品
以下の商品は、2005年6月から興和株式会社に販売を移管した。
- 一般用医薬品
- マピロン錠(感冒薬)
- 小粒タウロミン(アレルギー性鼻炎、皮膚炎薬)
- 新アイロウ目薬(目薬)
- マルピー水虫薬(水虫薬)
[編集] 事業所
[編集] マルピーマーク
大日本製薬合資会社と合併した際、商標・社章である『マルピーマーク』を継承した。マルピーマークの丸は日の丸を表し、PはPharmacy(薬)を表している。これは薬業界での雄飛を意味している。合併前いは引き続き使用すると発表していたのだが大日本住友製薬の発足に伴い廃止されている。
[編集] 余談
- 大日本製薬株式会社時代、テレビCMがからだ元気科など、日本医師会提供の番組内で放映されていた。
- 2007年2月1日から2月18日までの期間スポットCMが流されていた。CMページ
- 2007年4月1日よりパネルクイズ アタック25のスポンサーとなった。