大阪女学院中学校・高等学校
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大阪女学院中学校・高等学校(おおさかじょがくいんちゅうがっこう・こうとうがっこう)は、大阪市中央区にある私立女子高校、アメリカカンバーランド長老教会系のミッションスクール。
最寄り駅は、大阪市営地下鉄長堀鶴見緑地線玉造駅、距離としては若干遠くなるが、大阪環状線玉造駅も多くの生徒に使用されている。 近隣高校に、城星学園中学校・高等学校、明星中学校・高等学校、大阪府立清水谷高等学校、などがある。 略称は、一般に「女学院」(JR大阪環状線周辺でのみ通用、通常関西圏では女学院というと神戸女学院を示す場合が多いが、大阪女学院関係者にとってはかたくなまでも「女学院」といえば本校以外ありえない。)、または「大女(だいじょ)」。 在校生、卒業生は「OJ」と称することが多い。
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[編集] 概要
教員の採用資格にもあるように、教員は全員洗礼を受けたキリスト教徒である。 中高を通して、毎朝の礼拝、週一回の聖書の授業、各学期末における聖書のテスト、また年に一度、修養会また伝道週間と呼ばれる宗教行事があり、宗教色の極めて強い学校である。
高校が文部科学省によるスーパー・イングリッシュ・ランゲージ・ハイスクール(SELHi)指定校であるように、伝統的に英語教育に力を入れており、高校には英語科が設置されている。また高校二年生の夏季休暇中に、有志で海外への語学留学の機会を提供している。
年々中高一貫校としての性格が濃くなり、近年、高校の募集は若干名である。
[編集] 設置学科・コース
[編集] 高等学校
[編集] 沿革
- 1884年(明治17年)1月7日 大阪女学院の前身であるウヰルミナ女学校開校。
- 1888年(明治21年)6月 後に合併される「大阪一致女学校」(浪華(なにわ)女学校)が現在の大阪女学院の場所に校舎新築。
- 1940年(昭和15年)10月22日 戦下の為、政府の指示により「大阪女学院」に改名。
[編集] 校風、特色
キリスト教精神に基づいた自由な校風で知られている。そのため、立地条件、そして一部の派手な生徒に関して「丘の上のキャバレー」と揶揄されることもある。ただし、比較的校則の緩い女子高校、或いは大学には同様の表現がしばしば見られるため、女学院もそのうちの一つに過ぎない。実際、校則が曖昧な表現に終始しているため、自由化、厳格化の波が交互に来る。
大阪女学院を象徴する行事として、合唱祭、体育祭が挙げられる。 特に体育祭の応援合戦で繰り広げられるマスゲーム等には相当の労力を費やすのが恒例となっている。
同敷地内に、大阪女学院短期大学、また2004年度より大阪女学院大学が併設された。 が、同高卒業生がこれらの大学に進学することは稀である。大多数が難関私立大学やキリスト教系女子大学に進学する。 学生は近畿圏の私立大学への進学志向が極めて高いという特徴がある。
[編集] 関連団体、人物
オーストラリア、シドニーにあるRavenswood School for Girlsとは姉妹校締結がある。 また、日本聖公会関連の桃山学院高等学校、長崎市にある活水高等学校との交流がある。
卒業生、または過去の在籍者に真中瞳、北川景子、元宝塚歌劇団雪組男役トップスターの汀夏子などがいる。
[編集] 関連項目
[編集] 外部リンク
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