大阪府立住之江高等学校
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大阪府立住之江高等学校(おおさかふりつすみのえこうとうがっこう)は、大阪府大阪市住之江区にかつて存在した公立高等学校。同校を実質的に改編・継承する大阪府立咲洲高等学校の開校(2003年)により生徒の募集を停止し、2005年(平成17年)、閉校した。
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[編集] 沿革
[編集] クラブ活動
[編集] 運動部
[編集] 文化部
[編集] 住之江高校向上化委員会
住之江高校向上化委員会とは、2000年5月に同校のある在校生によって開設されたウェブページである。校内での禁煙指導ならぬ喫煙TPO指導・服装の乱れ・校舎への落書き・授業中の賭け麻雀など、同校の風紀の乱れを内部告発した。その内容は多くのマスコミでとりあげられ、咲洲高校への改組の一因となったともいわれる。
2001年1月、同ページは「情報処理の授業で使用する生徒用のパソコンから教師用の成績情報が自由に参照出来るようになっていた」として告発をおこない、再度マスコミで取り上げられた。その際、成績情報ファイルの実物が持ち出され、一時同ページでも公開されていた。これに対し、当初同校は、個人情報が校外に無断で持ち出されたのは遺憾であるとして、刑事告訴も辞さない構えであったが、最終的にはファイルの破棄・返還を求めるプレスリリースを出すにとどまった。
成績情報持ち出しの問題化と開設者の卒業により更新は停止され、現在に至る。
開設者が日本コンピュータクラブ連盟に所属していたことや、同連盟のウェブページや掲示板で同連盟理事長・山本隆雄が事態の進展を詳細にフォローしていたことなどから、当時マスコミ登場回数が減少していた同理事長による仕掛け説も一部で噂された。しかし、同理事長は開設者をマスコミ各社に紹介したことは認めたものの、ページ開設はあくまで開設者個人の意思によるものであり、ファイルの校外持ち出し等の違法行為は行わないよう警告・助言していたと主張している。