宇野薫
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宇野薫(うのかおる、Caol Uno、1975年5月8日 - )は、 HERO'S、UFC、修斗、K-1などで活躍する日本の総合格闘家。身長172cm、体重70.0kg。神奈川県横須賀市出身。和術慧舟會所属。
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[編集] 経歴
高校時代にレスリング部(同級生のボクシング部員に大和心、野球部員に平馬淳・高橋光信)、卒業後シューティングジム八景に入門。この時期に佐藤ルミナの指導を受ける。間もなく和術慧舟会へ。
1996年全日本アマ修斗選手権で準優勝、決勝戦の相手だった桜井速人を相手にデビュー。以後、修斗を中心に慧舟会主催の大会やコンバットレスリングなどで活躍。
1998年から頭角をあらわし、外国人選手相手に実績を重ねる。抜擢を受けて出場したバーリトゥード・ジャパン・オープン98にてブラジリアン柔術黒帯のヒカルド・リッキー・ボテーリョにTKO勝ちを収めた。
1999年5月、空位の修斗ウェルター級王座決定戦を元師匠の佐藤ルミナと行い逆転勝ちを収め、第4代修斗ウェルター級王者となる。以後、アンドレ・ペデネイラスやデニス・ホールマンなどと対戦。2000年12月に佐藤ルミナとのリターンマッチで勝利を収めた直後、王座返上と修斗からの撤退を表明。自身の技術向上を目的に戦場を海外へ移す。
2001年2月にはUFC参戦。ジェンス・パルヴァーと初代UFCライト級王座決定戦を行い、判定負け。以後、2003年までUFCで活動。その間、パルヴァーの返上によって空位となったライト級王座を巡ってBJペンと2度に渡ってタイトルマッチを行う。
帰国後は修斗に1戦だけ復帰、川尻達也と引き分けたのちにK-1及びK-1主催のHERO'Sのリングを拠点として総合格闘技の試合を行う。2005年ミドル級トーナメントでは準決勝で山本"KID"徳郁にTKOで敗北。
2006年8月5日に行われたHERO'S2006ミドル級世界最強決定トーナメント準々決勝ではブラックマンバと対戦、一本勝ちを収める。同年10月9日の決勝トーナメント準決勝で所英男を破ったアイヴァン・メンジバーに判定で勝利し、決勝戦に進むも、J.Z.カルバンに判定負けを喫し、準優勝に終わった。
2007年3月12日、HERO'S開幕戦ではアリ・イブラヒムに1R腕ひしぎ十字固めで一本勝ち。
[編集] 人物
- 自身の趣味から修斗在籍時代より自らTシャツなどのオリジナルデザインを手がけ、オリジナルアパレルショップ宇野商店(UCS)を立ち上げる。また、そのセンスを買われて近年ではファッションモデルとしても活躍、アパレルショップをもう一店舗立ち上げ、計2店舗をオーナー経営している。
- プロレスにも適応でき、石澤常光との繋がりから、一時「BAPE STA!!」や「WRESTLE-1」など、全日本プロレスの番外興行に参戦した事もある。しかし窓口役である石澤の全日本離脱や本業である総合格闘技のスケジュールなどもあり、現時点で再登場の予定は立っていない。
[編集] 主な獲得タイトル
- プロ修斗 第四代世界ウェルター級王者
- 1999年 第2回 アブダビコンバット 77kg以下級 準優勝
- HERO'S 2005 ミドル級世界最強王者決定トーナメント ベスト4
- HERO'S 2006 ミドル級世界最強王者決定トーナメント 準優勝
[編集] 外部リンク
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