山下和彦
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山下 和彦(やました かずひこ、1962年11月29日- )は、大分県宇佐市出身のプロ野球選手で、右投右打の捕手である。
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[編集] 来歴・人物
1985年に近鉄に入団。当時の正捕手だった梨田昌孝の故障もあり、2年目に1軍へ昇格し70試合に出場。翌年から正捕手として座り続けて、1989年には優勝とともにベストナインに選ばれる。88年の球史に残るロッテとの10.19では、阿波野が高沢にシンカーを投げ、同点のホームランを打たれたが、捕手山下はストレートを要求したという。 また、90年にはゴールデンルーキー野茂のプロ初勝利17三振(当時の日本記録)をアシスト。内角をズバッとつく強気のインサイドワークが持ち味であった。
しかし、それ以降は光山英和の台頭で出場試合も減ってしまい、1995年に日本ハムへ移籍。主に8回以降のリリーフ捕手としても活躍し、1998年に引退した。
その後は横浜・近鉄のコーチを務める。2005年から楽天のバッテリーコーチを務め(2006年は2軍)2006年シーズン終了後に退任。
[編集] エピソード
- 近鉄時代にマムシドリンクを愛飲しており、応援団から「マムシパワーだ山下」と応援歌の歌詞のネタにされた(ちなみに応援歌の原曲は「ドラえもんのうた」である)。
- 遠縁に現読売ジャイアンツの實松一成がおり、山下の日本ハム時代の背番号40は引退翌年に實松に引き継がれた。
[編集] 通算成績
- 910試合 1747打数 30本塁打 159打点 盗塁5 打率.218