岐阜県立中津川工業高等学校
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岐阜県立中津川工業高等学校 | |
設置者 | 岐阜県 |
設立年月日 | 1944年(昭和19年)2月25日 |
共学・別学 | 男女共学 |
課程 | 全日制課程 |
単位制・学年制 | 学年制 |
学科 | 機械科 電気科 建設工学科 電子機械科 |
定員 | 480人 |
校訓 | 誠実信頼(せいじつしんらい) |
所在地 | 〒509-9131 岐阜県中津川市千旦林1521-3 |
電話番号 | 0573-68-2115 |
外部リンク |
岐阜県立中津川工業高等学校(ぎふけんりつなかつがわこうぎょうこうとうがっこう)は、岐阜県中津川市にある公立全日制工業高校。
学校内では本校のことを中工(ちゅうこう)と呼ぶが、他校生や地元住民は単に工業と呼ぶことが多い。
目次 |
[編集] 学校概要
- 創立 1944年(昭和19年)
- 学科
- 機械科
- 電気科
- 建設工学科(2年生より、専門科目のみ建築コース専攻と土木コース専攻に分かれる)
- 電子機械科
- 所在地 中津川市千旦林1521-3
- 校訓 誠実信頼
[編集] 沿革
- 1944年(昭和19年)2月 岐阜県中津工業学校創立
- 1948年(昭和23年)4月 岐阜県立中津工業高等学校と改称
- 1948年(昭和23年)8月 岐阜県立中津高等学校に統合(中津高等学校工業科)、中津川市上金に移転
- 1963年(昭和38年)1月 中津高校より独立、中津川工業高等学校として現在地に移転。土木科・建築科・機械科・電気科設置
- 1987年(昭和62年)4月 土木科・建築科を廃し建設工学科・電子機械科設置
[編集] 特色
[編集] 通学区
学校所在地は東濃学区に位置するが、専門学科のため県内全域から受験可能。
中津川市・恵那市周辺唯一の工業高校であり旧恵那郡を含む中津川市内及び恵那市からの通学者が大半を占めるが、加茂郡東白川村等からも生徒が集まる(この地域に限らず、遠方からの生徒は総じて自宅からの通学が困難なため、学校近くの民間経営の学生寮に下宿する場合が多い)。
[編集] 制服・伝統
かつては、公立高校には珍しくカッターシャツ・鞄・ベルトに至るまで校章入りの学校独自のものが指定されていた(靴はキャンバス地の白色デッキシューズ、校章はなし)が、現在では詰襟の学生服(女子はブレザー)・スカイブルーの夏季カッターシャツ以外は概ね自由となっている。また、いわゆる「体育会系」の校風で上下関係に厳しく、伝統的に新入生を対象に入学早々上級生による学校公認の挨拶指導が行われている。一時は中止にすべきという議論もあった。
[編集] 行事
毎年夏休み中の7月下旬には1年生を対象とした木曽駒ケ岳への教育登山がある。
9月初旬には各科対抗形式(機械科:南軍(赤)・電気科:北軍(青)・建設工学科:東軍(黄)・電子機械科:西軍(白))で行われる体育祭は県内有数のスケールを誇り、中でも騎馬戦・棒倒しは圧巻である。また、応援合戦は学校全体で非常に力を入れており、演目は各科それぞれの伝統を重んじる。老若男女問わず、中津川市内や恵那市はもとより遠くは名古屋市方面からも観覧に訪れる人がいるほどの名物行事となっている。
11月初旬には2日にわたり「仰星祭」(ぎょうせいさい)と名づけられた文化祭が催される。近隣中学校の学校見学会を併催し、一般にも公開されている。その他には春に学年別の遠足、球技大会、学年・科別の社会見学、2年生対象の修学旅行、職場体験(インターンシップ)等がある。
[編集] 部活動
生徒は原則として何らかの部活動に必ず参加することとされている。各部とも様々なところで成績を残しているが、特にバスケットボール部は県内でも有数の強豪校であり、平成14年には全国高校選抜バスケットボール大会に岐阜県代表として出場を果たしている。
- 運動系
- 陸上競技部
- バレーボール部
- 硬式野球部
- バスケットボール部
- 卓球]]部
- 硬式テニス部
- 柔道部
- 剣道部
- サッカー部
- 弓道部
- 文化系
- 美術部
- 吹奏楽部
- 科学部
- 機械工学部
- 電子機械研究部
- 建設工学部
- 電気工学研究部
[編集] ものづくりコンテスト
第3回[平成15年度]高校生ものつくりコンテスト全国大会(橋梁製作部門)第3位になる。
第6回[平成18年度]高校生ものつくりコンテスト全国大会(橋梁製作部門)第3位になる。
平成18年度 岐阜県ものづくりコンテスト(7部門)
電気工事部門(電気科) 優秀賞(東海大会へ)・敢闘賞
木材加工部門(建設工学科) 最優秀賞(東海大会へ)・敢闘賞
橋梁模型部門(建設工学科) 最優秀賞・優秀賞
[編集] 進路状況
かつては生徒のほぼ100%近くが就職希望であったが、バブル崩壊に伴う景気低迷により求人数が大幅に減少したのを機に進学希望者が増え始め、平成14年~平成16年度までの統計では就職7割、進学3割(本校ホームページによる)である。就職先としては官公庁関連や公団・自治体職員、大手企業から地元中小企業、自営業まで多岐に渡る。進学は主に私立の工業大学・各種専門学校等。
[編集] 著名な卒業者
- 笠木茂 - 画家