岐阜県立中津高等学校
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岐阜県立中津高等学校 | |
設置者 | 岐阜県 |
学区 | 東濃学区 |
設立年月日 | 1906年(明治39年) |
建学の精神 | 自由と個人の尊厳 |
共学・別学 | 男女共学 |
課程 | 全日制課程・定時制課程 |
学科 | 普通科(自然科学コース、英語コース) |
定員 | 200人(自然科学40人、英語40人) |
所在地 | 〒508-0001 岐阜県中津川市中津川1088-2 |
電話番号 | 0573-66-1361 |
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岐阜県立中津高等学校(ぎふけんりつなかつこうとうがっこう)は岐阜県中津川市にある公立高校。1906年(明治39年)に創立された中津町立中津高等女学校を前身とする県内有数の歴史を持つ伝統校である。2007年(平成19年)4月に恵那北高校と統合され、全日制普通科単位制の高校として改編される予定である(統合された高校の校名は「中津高等学校」の予定)。
目次 |
[編集] 学校概要
- 創立 1906年(明治39年)
- 所在地 岐阜県中津川市中津川1088-2
- 学科
- 全日制普通科
- 全日制普通科自然科学コース(2006年を最後に廃止)
- 全日制普通科英語コース(2006年を最後に廃止)
- 定時制普通科
- 建学の精神 自由と個人の尊厳
- 制服 男子は詰襟の学生服、女子はブレザーが指定されている。
[編集] 沿革
- 1906年 中津町立中津高等女学校が創立される
- 1948年 岐阜県立中津高等学校に改称
- 1979年 英語科を設置
- 1983年 英語科を普通科英語コースに改編
- 1997年 普通科自然科学コースを設置
- 2007年 恵那北高校と統合、単位制に改編され新「中津高校」となる予定
[編集] 特色
[編集] 通学区
中津高校は東濃学区の進学校の一つだが学区の東端に位置するため、主に中津川市内及び恵那市からの通学者が多いが、長野県との境界にあるため南木曽町などからの越県通学者も少なくない。
[編集] 教育の特色
- 2006年を最後に廃止される「自然科学コース」・「英語コース」にかわって「特進クラス」が設置される。「特進クラス」は理科三科目に対応するため一日7限授業や放課後補習・土曜の集中講座が実施される予定であり、難関大学や医学部への進学に適した時間割となっている。
- 国公立大学の受験に必要な科目の授業は2年生時までに全て終了する予定である。3年生時には単位制であることを生かして、受験に即した多様な科目を用意することによって、各々の受験事情に対応した科目を選択することが可能になるようにする予定である。また、3年生時には大学入試に対応するため「○○特講」といった中津高校独自の科目を用意する予定である。
- 2004年より始まった同じ市内にある中京学院大学との高大連携によって、高校の授業では通常学ぶことが出来ない「中国語特講」といった科目を一年間受講することにより、高校の単位として認定される。
- 創立100周年記念事業の一環としてスタートした「旭陵留学プログラム」によって毎年6名が海外英語圏へと留学している。派遣国はアメリカ合衆国・イギリス・カナダ・オーストラリア・ニュージーランドの中からの選択で、希望者(一・二年生のみ)はSLEPと呼ばれる留学試験用の特別なテストと日本語と英語による保護者同伴での面接試験によって選抜される。「年間派遣」(実質10か月)と「3か月派遣」からの選択となっているが、学校側は「年間派遣」のほうを推奨している。費用は派遣地によって違うが、中津高校の同窓会より一人当たり100万円の奨学金が出るため、留学を考えている者にとっては非常に魅力的な制度である。
- 英検の取得に力を入れており、毎年多くの生徒が英検準2級、2級を取得している。
[編集] 行事
毎年9月には旭陵祭と呼ばれる学校祭が行われ、文化祭と体育祭が催される。
[編集] 学校設備
新校舎が建設される予定で、全ての教室にエアコンの設置や最新の設備を備えた図書館などの設備ができる予定である。
[編集] 部活動
部活動ではウェイトリフティング部が強く、国体やインターハイなどにも出場している。
- 運動系部活動
- 陸上部
- 卓球部
- 剣道部
- 弓道部
- サッカー部
- バレーボール部
- バスケットボール部
- ハンドボール部
- 軟式野球部
- 硬式テニス部
- ソフトテニス部
- 水泳部
- ウェイトリフティング部
- 文化系部活動
- コンピュータ部
- 美術部
- 書道部
- 合唱部
- 吹奏部
- 演劇部
- 茶道部
- 華道部
- 文芸部
- 英会話部
- 理科部
[編集] 進路状況
生徒のほとんどが進学を希望し、生徒の7~8割程度が四年制大学へと進学しており、毎年40名前後の国公立大学合格者を出している。
- 2006年入試(卒業生約230名) 国公立大学合格者数 44名 私立大学合格者数 309名
- 主な大学の合格者数 横浜国立大学 1名 信州大学 7名 静岡大学 4名 名古屋工業大学 2名 岐阜大学 4名 広島大学 1名 明治大学 4名 中央大学 5名 中京大学 22名 南山大学 8名 名城大学 27名 同志社大学 5名 関西大学 5名 など
[編集] 出身者
亀井俊介(文化研究者)、末松安晴(通信工学者・元東京工大総長)、 佐々木正次(名工建設社長)、可知偉行(信州大教授、位相幾何学)、 渡邉憲子(名古屋大学医学部保健学科教授)、松久次雄(名城大教授、食品科学) 太田好次(藤田保健衛生大学医学部教授、病態医化学)、 三宅醇(元豊橋技術科学大学教授)、田口主将(タレント)、 長村洋一(藤田保健衛生大学衛生学部教授)、 高山草二(島根大教授、学習心理学)、櫻木宏親(筑波大化学系教授) 伊藤潤二(漫画家)