技術研究本部

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技術研究本部（ぎじゅつけんきゅうほんぶ、Technical Research and Development Institute:TRDI）または略して技本（ぎほん）は防衛省に置かれている特別の機関のひとつ。自衛隊の装備品等（装備品、船舶、航空機及び食糧その他の需品）についての技術的調査研究、考案、設計、試作及び試験並びに自衛隊において必要とされる事項についての科学的調査研究を行う。

防衛省本省並びに陸上自衛隊、海上自衛隊及び航空自衛隊が使用する車両、船舶、航空機、誘導武器などの兵器等、電子機器、防護服などの各種装備品の研究開発を一元的に行う機関。陸上、船舶、航空機及び誘導武器担当の4技術開発官が置かれ、研究と試作品の評価は装備別の4研究所とセンターが行っている。その他に4試験場と3支所を有する。

F-2支援戦闘機や90式戦車などの多くの国産装備品の研究開発を担当してきた。現在は、ミサイル防衛に関する日米共同技術研究やP-X/C-X、TK-X、心神などのプロジェクトが実施されている。

[編集] 沿革

1952年8月 - 保安庁技術研究所として発足
1954年7月 - 防衛庁技術研究所と改称
1958年5月 - 防衛庁技術研究本部と改称
2006年7月 - 大幅な組織改編を実施

第1～第4研究所は艦艇装備・電子装備・航空装備・陸上装備研究所へと名称を変更し、第5研究所は艦艇装備研究所の久里浜地区となったほか、先進技術推進センターが新設された

2007年1月 - 防衛省技術研究本部と改称

[編集] 組織

技術研究本部長
- 副本部長
- 総務部
  - 総務課
  - 会計課
- 技術企画部
  - 企画課
  - 技術情報課
- 事業監理部
  - 管理課
  - 計画官
- 研究開発評価官
- 技術開発官（陸上担当）
- 技術開発官（船舶担当）
- 技術開発官（航空機担当）
- 技術開発官（誘導武器担当）
- 航空装備研究所
  - 新島支所
- 陸上装備研究所
- 艦艇装備研究所
  - 久里浜地区（海上試験室、探知技術研究部）
  - 川崎支所
- 電子装備研究所
  - 飯岡支所
- 先進技術推進センター
- 札幌試験場
- 下北試験場
- 土浦試験場
- 岐阜試験場
技術顧問（12人以内）

[編集] 本部長

歴代の技術研究本部長
氏名	在任期間	後職
重川渉
青山秀三郎
守屋富次郎
堀夷
大森幸衛
山下徹
筒井良三
鈴木輝雄
上原祥雄
太田眞弘
別府信宏
青山謹也	- 2004.4.1	退職
安江正宏	2004.4.1 -