日産・キューブキュービック
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キューブキュービック (cube³) は、日産自動車で製造・発売するミニバン型乗用車。
目次 |
[編集] 歴史
[編集] 初代 (BZ11型 2003年-)
日産・キューブキュービック | |
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製造期間 | 2003年 – |
ボディタイプ | 5ドアミニバン |
エンジン | CR14DE 1.4L 直4 98ps HR15DE 1.5L 直4 109ps |
トランスミッション | エクストロニックCVT 4速AT (E-ATx) |
サスペンション | 前:独立懸架ストラット式 後:トーションビーム式 |
駆動方式 | FF / 4WD (e-4WD) |
全長 | 3900mm/3920mm |
全幅 | 1670mm |
全高 | 1645mm/1650mm |
ホイールベース | 2600mm |
車両重量 | 1160 - 1280kg |
乗車定員 | 7人 |
姉妹車/OEM | キューブ |
車台を共有 する車種 |
Bプラットフォーム |
同クラスの車種 | トヨタ・シエンタ トヨタ・カローラスパシオ ホンダ・モビリオ |
- 2003年9月 Z11型キューブのプラットフォームを延長した派生車種として登場。搭載するエンジンは直列4気筒DOHC CR14DE型のみ。4速ATとマニュアルモード付6段変速CVTを組合わせる。1400ccという排気量ながら3列シート、7人乗りが話題を呼んだ。キャッチコピーは、「sofa×sofa×sofa」。
- 2003年10月 第37回東京モーターショーにコンランとのコラボレーションモデル「キューブキュービック+コンラン&パートナーズ(Cube3 + Conran & Partners)」を出展。
- 2003年12月 オーテックジャパンの手によるSUVテイストを持たせた特別仕様車「トラビス」を設定。
- 2004年5月 7月末までの期間限定車「キューブキュービック プラス コンラン」(生産計画台数1,000台)、および特別仕様車「SX Limited」「EX Limited」を発売。「キューブキュービック プラス コンラン」は発売後2週間で生産計画台数に到達し、5月末で注文を締め切った。
- 2004年8月 「Agiactive(アジャクティブ)」を追加。
- 2005年5月 マイナーチェンジ。CR14DEに加えて、ティーダやノートに搭載されているHR15DEエンジン搭載モデルが追加され、フロントグリルのウインカーは、正方形から丸型に変更された。
- 変速機については、CR14DE搭載車に電子制御4速オートマチックE-ATx、HR15DE搭載車にはエクストロニックCVTが搭載されることとなり、従来設定されていた6速マニュアルモードは落とされた。また、キューブに搭載されており、キュービックには設定されていなかったe-4WDが、HR15DE搭載車に設定された。4WD車のミッションはE-ATx。
- 2006年12月 マイナーチェンジ。フロントグリルとヘッドランプのデザインが変更される。LED式リヤコンビランプも採用される。
[編集] エンジン
型式 | HR15DE | CR14DE |
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種類・シリンダー数 | DOHC・水冷直列4気筒 | |
シリンダー 内径×行程 mm | 78.0×78.4 | 73.0×82.8 |
総排気量 L | 1.498 | 1.386 |
圧縮比 | 10.5 | 9.8 |
最高出力 kW (PS) /rpm | 80 (109) /6000 | FF車:72 (98) /5600 e-4WD車:71 (97) /5600 |
最高トルク N・m (kgm) /rpm | 148 (15.1) /4400 | FF車:137 (14.0) /3200 e-4WD車:136 (13.9) /3200 |
燃料供給装置 | ニッサンEGI (ECCS) 電子制御燃料噴射装置 | |
使用燃料・タンク容量 L | 無鉛レギュラーガソリン・45 | 無鉛レギュラーガソリン・41 |
搭載時期 | 2003年9月 - | 2005年5月 - |
[編集] 車名の由来
キューブより更にスペース効率を進化させると言う意味で、「3」は「立方体」や「3列シート」の意味を表す。