本州四国連絡道路
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本州四国連絡道路(ほんしゅうしこくれんらくどうろ)は、国土交通大臣が定めた基本計画にかかる、本州と四国を連絡する有料の一般国道。本州四国連絡高速道路株式会社が管理を行う。略称は「本四高速」または「JB」(Japan Bridgeの頭文字)。
本州と四国を結ぶ3本の道路であり、東から順に神戸・鳴門ルート(神戸淡路鳴門自動車道)、児島・坂出ルート(瀬戸中央自動車道)、尾道・今治ルート(西瀬戸自動車道)となっている。本州四国連絡橋に本州四国連絡道路である神戸淡路鳴門自動車道・瀬戸中央自動車道・西瀬戸自動車道を通している、という形をとっている。いずれも自動車専用道路だが、尾道・今治ルートの海峡部の橋梁には歩行者、自転車及び原動機付自転車の通行できる部分がある。
1969年の新全国総合開発計画により3ルートの建設が決定された。また、1977年の第三次全国総合開発計画で児島・坂出ルートを道路・鉄道併用橋で建設を行うことが決定。
一般的に、瀬戸中央自動車道の通っている児島・坂出ルートを瀬戸大橋、西瀬戸自動車道の通っている尾道・今治ルートを瀬戸内しまなみ海道とかしまなみ海道と呼ばれている。3ルートの起点と終点に、神戸(神戸市垂水区)、鳴門(鳴門市)、岡山(早島町)、坂出(坂出市)、しまなみ尾道(尾道市)及びしまなみ今治(今治市)の各管理センターを持つ。
架橋建設による加算料金があるため、通行料金が高いことでも知られる。