杉田敦 (政治学者)
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杉田 敦 (すぎた あつし、男性、1959年4月30日 - )は日本の政治学者。 専攻は、政治理論、政治思想史。 法政大学法学部教授。
群馬県伊勢崎市生まれ、東京育ち。筑波大駒場中・高で学ぶ。東京大学法学部卒業。同大学学士助手に採用される。指導教官は福田歓一。実質的な指導を受けたのは佐々木毅であるとも言われる。一年上の兄弟子は川崎修。政治理論・政治思想史で二年連続で学卒助手採用という異例の採用である。助手論文提出後、助教授として新潟大学に赴任。その後法政大学に赴任し、現在は法学部教授である。
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[編集] 著作
[編集] 単著
- 『権力の系譜学――フーコー以後の政治理論に向けて』(岩波書店, 1998年)
- 『権力』(岩波書店, 2000年)
- 『デモクラシーの論じ方――論争の政治』(筑摩書房[ちくま新書], 2001年)
- 『境界線の政治学』(岩波書店. 2005年)
[編集] 共著
- (佐々木毅・鷲見誠一)『西洋政治思想史』(北樹出版, 1995年)
- (姜尚中・齋藤純一・高橋哲哉)『思考をひらく――分断される世界のなかで』(岩波書店, 2002年)
- (山口二郎)『現代日本の政治』(放送大学教育振興会, 2003年)
- (市村弘正)『社会の喪失――現代日本をめぐる対話』(中央公論新社[中公新書], 2005年)
- (長谷部恭男)『これが憲法だ!』(朝日新聞社[朝日新書], 2006年)
[編集] 共編著
[編集] 訳書
- P・フォリエ, M・レヴィン, M・リクター, Ch・ペレルマン, S・R・グラウバード『法・契約・権力』(平凡社, 1987年)
- アルバート・O・ハーシュマン『失望と参画の現象学――私的利益と公的行為』(法政大学出版局, 1988年)
- ウィリアム・E・コノリー『アイデンティティ\差異――他者性の政治』(岩波書店, 1998年)
- イアン・バッジ『直接民主政の挑戦――電子ネットワークが政治を変える』(新曜社, 2000年)
- ロバート・ダール『アメリカ憲法は民主的か』(岩波書店, 2003年)