松山高知急行線
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松山高知急行線(まつやまこうちきゅうこうせん)は、ジェイアール四国バスが運行する一般バス路線である。もとは国道33号線経由で松山と高知を結ぶ幹線であったが、現在はその役目を高速バスに譲り、愛媛県内の松山~落出バス停(愛媛県久万高原町)間に数往復の普通便のみ運行している。
[編集] 沿革
- ※ここでいう「予土線」とは、旧国鉄予讃本線(現在のJR四国予讃線)と土讃本線(同じく土讃線)を結ぶ路線であることを意味する。また、改正鉄道敷設法(大正11年法律第37号)別表に「愛媛県松山付近より高知県越知を経て佐川に至る鉄道」が記載されており、このバス路線は鉄道路線の先行開業であるともいえる。しかし、実際には昭和49年に現在のルート(予讃線北宇和島~土佐くろしお鉄道中村線(旧国鉄中村線)若井)で鉄道路線としての予土線が全通する。
- 1951年 - 松山~高知間の直通運転を開始。
- 1961年 - 急行便が設定(日本初のワンマン運転によるマイクロ路線バスとしてスタート)。「なんごく号」と後に命名。
- 昭和50年代以降、「なんごく号」は新車投入及び増便を積極的に行う反面、本線(松山~高知)以外の枝線の廃止が進む。平成に入ってからは、本線のローカル便にも合理化が及び、現在の松山~落出以外はすべて廃止された。
- 2001年12月21日 - 伊予鉄道などによる高速バス運行に対抗して、「なんごく号」の高速路線乗せ換えにより「なんごくエクスプレス」運行開始(6往復/日)。「なんごく号」は減便(13往復/日から3往復/日へ)。
- 2002年9月1日 - 「なんごく号」全廃とともに落出~高知間の路線を廃止。落出~佐川間は同年7月1日から黒岩観光バスが代替運行。これによって佐川~岩目地間は路線バス空白区間となり、かつての南国号のルートを辿ることができなくなった。
[編集] バス経由地
松山 - 大街道 - 伊予鉄立花駅前 - 砥部 - 三坂峠 - 久万高原 - 伊予落合 - 御三戸 - 落出
[編集] 関連項目
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