架空のオペラ
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架空のオペラ | ||
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沢田研二 の アルバム | ||
リリース | 1985年9月21日 | |
ジャンル | J-POP | |
レーベル | 東芝EMI/イーストワールド | |
プロデュース | 沢田研二/大輪茂男 | |
チャート順位 | ||
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売上枚数 | ||
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沢田研二 年表 | ||
NON POLICY (1984年) |
架空のオペラ (1985年) |
CO-CoLO 1~夜のみだらな鳥達~ (1986年) |
架空のオペラ(かくう-)は日本の歌手、沢田研二の22作目となるオリジナルアルバム。1985年9月21日東芝EMI/イーストワールドよりリリース。
[編集] 解説
この年沢田は、ザ・タイガース時代から所属していたナベプロから独立し、個人事務所「株式会社ココロ」を設立した(ただし同社はナベプロの資本が参入している子会社である)。それに伴いレコード会社もポリドール(現ユニバーサルミュージック)から東芝EMIに移籍することとなり、本作はその移籍第一弾となる。
この時期の沢田は私生活でマスコミを賑わせている一方、セールス的には徐々に下降線を辿りだしている。EXOTICSも解散しており、何かと不安定な状況の中で製作された本作ではそれまでに見られた「ギターを中心とした鋭角的なロックサウンド」は鳴りを潜め、アダルトな雰囲気に満ちた落ち着いたトーンの作品に仕上がっている。編曲は全て大野克夫が手がけており、井上バンド時代とはまた異なる沢田の魅力を引き出している。そしてこの路線は翌1986年、CO-CoLOとして結実することとなる。
なお先行シングルとして東芝EMIからのリリース第1弾作品となった「灰とダイヤモンド」の作詞・作曲者「李花幻」は「良い加減」を捩った沢田のペンネームである。一説には同曲の詞があまりにも当時の沢田の真情をリアルに描いているため、あえて沢田本人のみならずファンにも作品から距離を置かせるために用いたという。
[編集] 収録曲
- 指
(作詞:松本一起 作曲:大野克夫 編曲:大野克夫) - はるかに遠い夢
(作詞:阿久悠 作曲:大野克夫 編曲:大野克夫) - 灰とダイヤモンド
(作詞:李花幻 作曲:李花幻 編曲:大野克夫) - 君が泣くのを見た
(作詞:松本一起 作曲:大野克夫 編曲:大野克夫) - 吟遊詩人
(作詞:阿久悠 作曲:大野克夫 編曲:大野克夫) - 砂漠のバレリーナ
(作詞:松本一起 作曲:大野克夫 編曲:大野克夫) - 影-ルーマニアン・ナイト
(作詞:李花幻 作曲:大野克夫 編曲:大野克夫) - 私生活のない女
(作詞:高橋研 作曲:大野克夫 編曲:大野克夫) - 絹の部屋
(作詞:及川恒平 作曲:大野克夫 編曲:大野克夫)
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