横浜市営バス若葉台営業所
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横浜市営バス若葉台営業所(-わかばだいえいぎょうしょ)は、旭区および緑区を中心に路線を展開する横浜市営バスの営業所である。所在地は横浜市旭区若葉台二丁目15-1。
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[編集] 沿革
- 1980年2月17日:保土ケ谷営業所の派出所として開設。
- 1982年10月16日:118系統の青葉台駅~奈良北団地線運行開始。
- 1983年5月30日:116系統運行開始。
- 1987年6月1日:350系統運行開始。
- 1989年12月18日:360系統運行開始。
- 1990年6月11日:営業所に昇格。保土ケ谷営業所から独立。
- 1990年12月3日:123系統運行開始。
- 1991年2月1日:120系統の奈良町~奈良北団地折返場間を延伸。
- 1991年6月18日:150系統運行開始。
- 1993年4月7日:6系統廃止。
- 1994年12月29日:150系統廃止。
- 1995年1月30日:120系統廃止。
- 1995年10月16日:55系統運行開始。
- 1996年11月11日:211系統運行開始。
- 2001年7月15日:23系統の十日市場駅前~神前橋~青葉台駅線を廃止。
- 2002年8月1日:40系統運行開始。
- 2004年12月27日:211系統を保土ケ谷営業所へ移管。
- 2006年3月18日:123系統廃止。55系統のヴィンテージ前~旭中央病院間を廃止し、若葉台中央まで路線延伸。
- 2007年3月15日:緑営業所から23系統を移管される。
- 2007年3月16日:118系統全路線が東急バスへ移譲された。
[編集] 現行路線
- ここに挙げた路線のうち一部路線には横浜市営バスの他営業所管轄路線(主に保土ケ谷営業所)との共同運行が含まれる。
- 同一発着点でかつ同じ経由地を走る民営共同運行路線に関しては、路線名の下にその詳細を書いておく。これは該当路線において共通定期券が発行しているからである。なお、発着点が同じでも違う経由地を通る路線はその限りではない。
- 2006年度中に横浜市営バス全体で路線廃止および民営への路線移譲が計画されているが、当該営業所範囲内では路線移譲が主となっている。また一部路線については継続協議中となっている。
[編集] 5系統
- 横浜駅西口~浅間町車庫前~和田町~鶴ヶ峰駅~今宿~大貫橋~亀甲山(☆)
- 横浜駅西口~浅間町車庫前~和田町~鶴ヶ峰駅~今宿~大貫橋~若葉台近隣公園前~若葉台中央(☆)
- 鶴ヶ峰駅~今宿~都岡辻~よこはま動物園
- (☆)=神奈川中央交通(横04)と共同運行<横浜駅西口~大貫橋-亀甲山間で共通定期券が適用>
横浜駅から鶴ヶ峰駅を経由し、若葉台団地手前の亀甲山(と一部延伸された若葉台中央)へ至る路線。また、よこはま動物園ズーラシアの開園時間帯に鶴ヶ峰駅を結ぶ路線としても運行されている。
ちなみに横浜駅~若葉台周辺間の所要時間は標準で1時間ほどだが、国道16号線の渋滞で遅れることも多々ある。
現在、一部区間の移譲に向けて神奈川中央交通と継続協議中である。
[編集] 23系統
- 十日市場駅前~稲荷前~田奈駅~こどもの国入口~奈良北団地折返場
- 中山駅前~十日市場駅前~上の原~長津田駅~田奈駅~奈良北団地折返場
- 中山駅前~十日市場駅前~郵便局前~若葉台車庫前~若葉台中央
- 青葉台駅~十日市場駅前~郵便局前~若葉台車庫前~若葉台中央(☆)
- 青葉台駅~十日市場駅前~杉沢~三保中央
若葉台営業所の代表系統。この系統の大半の便は若葉台発着を主に十日市場・青葉台・中山まで走る。また長津田・奈良北団地・三保中央線は、今まで緑営業所の担当路線であったが、2007年3月15日のダイヤ改正によりこれらの全路線も担当するようになった。
青葉台駅~若葉台中央の路線は市営バスの中でもかなり儲けがいい。一方、奈良北団地・長津田方面の路線は赤字で完全移管に際し減便されている。同じ系統番号で複雑な路線を形成する横浜市営バスの中でも屈指の路線網を誇る系統で、若葉台系統については、若葉台車庫発着、朝の混雑対策に霧が丘センター始発など、十日市場駅を中心に様々な路線を抱える。
[編集] 40系統
- 長津田駅~長津田駅入口~玄海田~公園前~霧が丘公園前~若葉台近隣公園前~地区公園前~若葉台中央
- 2002年8月1日:神奈川中央交通と共同で運行を開始する。
2002年8月に開業した長津田みなみ台・若葉台団地から長津田駅を結ぶ路線である。先に神奈中により津03系統として運行を開始していたが、市営バスと共同運行となり40系統へと変わることとなった。平日の日中の長津田駅行は「長津田駅入口」には停車しない。
平日の朝夕ラッシュ時は長津田駅の停留所付近が手狭になるため、若葉台方面から来たバスは長津田駅手前の交差点で左折し、神奈中の「御幸通り」バス停と同位置にある「長津田駅入口」を終点とする。到着したバスはその先の三叉路まで行って折り返す。なお、平日の一部時間帯と土日は周辺に大型スーパーがあるため道路渋滞が発生し、定時性の確保が困難になっている。
[編集] 55系統
- 青葉台駅~十日市場駅前~中丸入口~北部斎場入口~ヴィンテージ前~若葉台中央
- 1995年10月16日:路線を新設する。
- 2006年3月18日:旭中央病院停留所を廃止し、若葉台中央に起終点を変更する。
1995年に青葉台駅、十日市場駅と若葉台団地の西側を通って、旭中央病院[1]を結ぶ路線として新設された[2]。しかし、2006年3月18日に周辺地域からの要請もあり若葉台中央へ乗り入れることとなり、旭中央病院停留所が廃止となった。
なお、青葉台駅方面は毎日朝時間帯(午前9時まで)の便に限ってヴィンテージ前停留所から発車となっている。
[編集] 65・350系統
- 青葉台駅~十日市場駅前~中丸入口~霧が丘公園前~若葉台近隣公園前~保育園前~若葉台中央
- 深夜バス・350系統は「若葉台中央行」のみが上記経路で運行
- 青葉台駅~十日市場駅前~中丸入口~霧が丘公園前~若葉台近隣公園前~地区公園~若葉台中央
- 若葉台車庫前→霧が丘公園前→中丸入口→十日市場駅前→青葉台駅
青葉台駅から若葉台中央を結ぶ路線の中では一番大回りをする路線で、保育園前経由と地区公園経由とあり、それぞれ団地の東側・南側から若葉台中央のターミナルへと入る。また、若葉台車庫線は青葉台駅行きのみが1日数本が走っている。 なお、350系統は65系統の深夜バスであり、青葉台駅発と十日市場駅発の便が存在する。
[編集] 115系統
- 鶴ヶ峰駅~今宿~下宿~大貫橋~若葉台近隣公園前~若葉台中央
- 鶴ヶ峰駅→今宿ハイツ→グリーンヒル上白根→鶴ヶ峰駅<循環路線>
鶴ヶ峰駅~若葉台中央間と鶴ヶ峰の周辺団地を循環する路線で構成されており、神奈川中央交通との共同運行路線となっている。なお、若葉台中央方面に関する共通定期券は、5系統の若葉台中央関連系統にも適用されている。
現在、全区間の移譲に向けて神奈川中央交通と継続協議中である。
[編集] 116系統
- 三ツ境駅~西部病院前~亀甲山~大貫橋~若葉台近隣公園前~若葉台中央
- 三ツ境駅~西部病院前~亀甲山~大貫橋~地区公園~若葉台中央
相鉄線三ツ境駅と若葉台中央を野境道路経由で結ぶ路線で、神奈川中央交通と相模鉄道との3社共同運行である。野境道路は人家の少ないほぼ一直線の道路なので信号も少なく、バスは最短15分程度で若葉台中央にたどり着く。
この路線には若葉台近隣公園経由と地区公園経由の2経路があるが、地区公園経由の方が団地を大回りしない分、所要時間が5分早くなっている。ただし、本数は霧が丘高校を通る若葉台近隣公園経由と比べるとかなり少ない。
現在、全区間の移譲に向けて神奈川中央交通と継続協議中である。
[編集] 136系統
- 中山駅前~寺山町~上白根入口~よこはま動物園
よこはま動物園「ズーラシア」の開園により1999年に新設された路線で、スーラシアの営業時間帯のみ運行している。また一部期間において急行運転が存在する。
ほぼ全線において相鉄バスの旭11系統と経路が重なるが、旭11系統が途中で中原街道から外れてひかりが丘団地に立ち寄るのに対し、横浜市営バスは中山駅方面に直行する。
[編集] 廃止路線
[編集] 6系統
- 青葉台駅~青葉台営業所前~田奈駅~こどもの国入口~奈良北団地折返場
5代目6系統。当初は緑営業所が運行していたが、若葉台営業所に移管された。1993年に廃止された。なお、系統番号はこれ以降現在に至るまで使用されていない。
[編集] 23系統
- 十日市場駅前~稲荷前~田奈駅~神前橋~田奈高校前~青葉台駅
23系統の子路線のひとつ。十日市場駅と青葉台駅を遠回りで結んでいたが、2001年に廃止された。
- 青葉台駅~十日市場駅前~杉沢~三保中央~杉沢~中山駅 (元は緑営業所管轄)
23系統の子路線のひとつ。一旦三保中央まで進んでから同じ道を引き返す変わった路線であった。2007年3月15日に若葉台営業所へ移管の際、三保中央止まりに短縮された。中山駅~三保中央は別経路で神奈中バスが路線を走らせており、そちらのほうが所要時間も少なく本数が多いので市営が廃止になったとみられる。
[編集] 65系統
- 中山駅前~十日市場駅前~中丸入口~霧が丘公園前~若葉台車庫前
65系統の子路線のひとつ。中山駅発着の唯一の路線だったが、2007年3月15日に廃止された。
[編集] 118・360系統
- 青葉台駅~田奈高校前~こどもの国入口~奈良北団地折返場
- 深夜バス・360系統は「奈良北団地折返場行」のみが上記経由地にて運行。
- 青葉台駅→田奈高校前→こどもの国入口→緑山→ことり橋→こどもの国入口→青葉台駅<循環路線>(東急バス(青118系統)と共同運行)
青葉台駅から田奈高校、こどもの国を経由して奈良北団地に至る路線。奈良北団地への輸送が主体だが、沿線に三菱化成や田奈高校があることからそれ以外の需要もあった。また緑山循環は東京都町田市との境に近い緑山・玉川学園台を経由し循環する路線で1日にわずか5本だけ運行されていた。
一部バスには「奈良南」という幕が存在していたが、使用されることは無かった。
2006年に民間事業者への移譲路線として指定され、2007年3月15日をもって横浜市営バスは118系統から撤退、16日に東急バスに移譲された。
[編集] 120系統
- 青葉台駅~松風台~中恩田橋~こどもの国入口~奈良北団地折返場
1995年1月30日に廃止された路線。現在青葉台駅~松風台~中恩田橋間は市営バスは運行していない。 開業当初は奈良町発着だった。
[編集] 123系統
- 長津田駅~上の原~十日市場~郵便局前~若葉台車庫前~若葉台中央
2006年3月18日付で廃止された路線。十日市場駅を経由しない路線だった。
[編集] 150系統
- 若葉台中央~大貫橋~亀甲山~(保土ケ谷バイパス-首都高速狩場線)~貯木場前~県庁前~関内駅北口
保土ヶ谷バイパスを経由して若葉台団地と関内駅を結んでいた。専用車が充当された。廃止後専用車は若葉台営業所の路線や鶴見営業所の109系統などに使用された。
[編集] 脚注
- ^ 病院の正式名称は、医療法人社団明芳会 横浜旭中央総合病院である。
- ^ なお、旭中央病院までいっていたのは、青葉台駅及び十日市場駅発のみであり、青葉台駅行、十日市場駅行はヴィンテージ前から運行されていた。
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