橘家圓太郎
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
橘家 圓太郎(たちばなや えんたろう)は落語の名跡。現在は8代目にあたる。初代のみ橘屋か?
6代目と7代目の間に5代目圓生の門で確認されているが目立った活躍がなく二つ目で終わっている為か代数として数えられてない。
- 初代 橘屋圓太郎( - 1872年10月15日)は元初代橘家圓橘。初代三遊亭圓朝の実の子。本名は出淵次郎吉。享年不明。
- 2代目 橘家圓太郎は後の5代目司馬龍生。
- 3代目 橘家圓太郎(?)は2代目桂文楽の門で金楽、後に初代三遊亭圓朝の門で初代三遊亭圓寿、を経て3代目襲名。享年不明。
- 4代目 橘家圓太郎(1844年 - 1898年11月4日)は元初代橘家圓好。橘家圓太郎の「ラッパの圓太郎」、初代三遊亭萬橘の「へらへらの萬橘」、初代三遊亭圓遊の「ステテコの圓遊」、4代目立川談志の「釜堀の談志」で珍芸四天王と言われた。弟子に圓左ェ門?。享年54。
- 5代目 橘家圓太郎( - 1940年9月18日)は元小圓太、弟子に延若、橘家小圓太。音曲師。本名は斎藤徳次郎。享年不明。
- 6代目 橘家圓太郎(?)は俗に「富山町」。最初は天狗連で万年家亀三郎、初代三遊亭遊三の門で初代三遊亭三玉、1898年に初代三遊亭小遊三、1914年に公圓、1917年に6代目襲名。享年不明。
- 7代目 橘家圓太郎(1901年 - 1977年8月15日)は元橘ノ百圓。本名は有馬寅之助。享年76。
- 8代目 橘家圓太郎は本項にて記述。
8代目橘家 圓太郎(1962年(昭和37年)9月28日 - )は落語協会所属の落語家。福岡県福岡市出身。本名は鵜野 英一郎(うの えいいちろう)。出囃子は『圓太郎囃子』。
マラソン好きとしても有名。
[編集] 略歴
- 1982年1月春風亭小朝に入門。前座名はあさり。なお、同月に師匠小朝の大師匠林家彦六が亡くなった為、彦六にとって圓太郎は最初で最後の曾孫弟子である。
- 1987年二つ目昇進。
- 1997年3月真打昇進で8代目襲名。
[編集] 出典
- 諸芸懇話会、大阪芸能懇話会共編『古今東西落語家事典』平凡社、ISBN 458212612X
- 今週の噺家 - 5代目 橘家圓太郎
[編集] 外部リンク
- 圓太郎ホーム - オフィシャルHP