沖縄県道71号名護宜野座線
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
沖縄県道71号名護宜野座線(おきなわけんどう71ごうなごぎのざせん・主要地方道名護宜野座線)は沖縄県名護市呉我と国頭郡宜野座村松田とを結ぶ主要地方道。同路線番号の旧名称は本部循環線。
目次 |
[編集] 概要
[編集] 区間
[編集] 通過自治体
- 名護市-国頭郡宜野座村
[編集] 交差する路線
- 国道505号(起点)
- 沖縄県道(91号)本部循環線(起点~名護市城(名護漁港入口交差点)、名護市城十字路-重複区間内だが本部方面の単独区間に交差)
- もとの路線名が本部循環線なため、同区間がそのまま引き継いでいる
- 国道58号(名護市伊差川、同市城(名護漁港入口交差点)、同市許田)
- 沖縄県道84号名護本部線(名護市城十字路)
- 国道329号(名護市世富慶(国道58号被重複区間)、終点)
- 沖縄自動車道(名護市許田、宜野座村松田-通過のみ)
- 許田インターチェンジ(名護市許田)
- 国道331号(終点-国道329号と重複)
- 沖縄県道13号線(終点)
[編集] 重複路線
- 国道58号(名護市城(名護漁港入口交差点)~許田・被重複)
- 沖縄県道(91号)本部循環線(起点~名護市城)
[編集] 主要施設
- 沖縄総合事務局北部ダム事務所(名護市大北)
- 沖縄県立北部病院(名護市大中)
- 名護漁港(名護市城)
- 名護市消防本部(名護市東江・国道58号の被重複区間内)
- 道の駅許田(名護市許田・同)
[編集] 路線バス
名護バスターミナルを発着する多くの名護以北方面の路線が乗り入れしており、さらに高校の通学時間に合わせて名護市内の高校経由便が運行されており、その際那覇方面の路線も大北高校通り入口~名護十字路の区間を通っている。本部半島線(65番・66番)は呉我~名護漁港前交差点間、国道58号方面の路線(67番・72番・73番)は伊差川~名護十字路間を通っている。一方許田~宜野座の区間は名護東線(21番)が通っている(77番は辺野古・二見を経由するため通らない。2006年4月~2006年8月には名護こどもの国線も通っていた)。
(「共同運行」は琉球バス交通・沖縄バスの共同運行をさす。☆は高校経由のみのルート)
- 21番・名護東線(琉球バス交通) 名護市許田~宜野座村松田・☆名護市大北高校通り入口~名護十字路
- 65番・本部半島(渡久地廻り)線(共同運行) 名護市呉我→城名護漁港前交差点
- 66番・本部半島(今帰仁廻り)線(共同運行) 名護市名護十字路→呉我・☆大北高校通り入口→城名護漁港前交差点
- 67番・辺土名線(共同運行) 名護市伊差川~名護十字路
- 72番・屋我地線(共同運行) 名護市伊差川~名護十字路~城名護漁港前交差点(名護十字路~名護漁港前は☆)
- 73番・川田線(共同運行) 名護市伊差川~名護十字路~城名護漁港前交差点(名護十字路~名護漁港前は☆)
- 高校経由のみ大北高校通り入口~名護十字路間を通る路線
- 20番・名護西線(共同運行)
- 76番・瀬底線(共同運行)
- 77番・名護東(辺野古経由)線(沖縄バス)
- 78番・名護東部線(共同運行)
- 120番・名護西空港線(共同運行)
[編集] 歴史
- (本部循環線時代も含む)
- 1953年 以下の区間が琉球政府道に指定される。
- 1972年5月 本土復帰と同時に政府道112号線(後の国道449号)と113号線の全線、124号線の本部町渡久地~名護市呉我(後の国道449号と505号)の区間を“主要地方道本部循環線”に指定された(当時は112号は県道112号、113号は県道113号、124号は県道124号のままだったが、のちに県道71号とつけられた)。ちなみに当時名護市伊差川~城は琉球政府道1号線から国道58号、許田~潟原間は政府道108号線から県道108号線だった。
- 1982年4月 本部循環線のうち名護市名護(現東江)~本部町浦崎(海洋博公園入口交差点)が国道449号に昇格。
- 1987年4月 前年1986年1月に名護市宮里~伊差川の国道58号名護バイパスが全線開通したのに伴い、国道58号が同バイパスと国道449号の終点部分(名護市東江~宮里名護バイパス入口)に本線が移り、替わって名護市街地を通っていたバイパスの旧道部分(名護市伊差川~城)が県道に降格となり、本部循環線に編入された。
- 1993年4月 本部循環線のうち本部町浦崎~名護市呉我と当時県道124号だった同市呉我~仲尾次の全線が国道505号へ昇格。その後残りの本部循環線のうち、名護市城~宮里の(旧県道112号)区間を除く全線(北部区間)と県道108号線全線(南部区間)が県道71号の路線番号を引き継ぐかたちで、現在の路線名とした。なお名護市宮里~城の区間は引き続き「本部循環線」とし、路線番号を変更した。北部区間は全線「本部循環線」の重複区間となっている。
[編集] 特徴
- もとの路線名だった本部循環線を"県道71号"のみ引き継いだ起点~名護市城の北部区間と、名護市許田~終点の南部区間にわかれる。
- 現路線名に指定されてからしばらくの間、起点は国道505号(終点の名護市仲尾次方面へ)から右折するが、国道505号(今帰仁方面より)が昇格前の路線がもともと同じ本部循環線だっため、優先道路が直進の国道ではなく、右折する本路線だった(案内道路標識もそのような誘導だった)。そのため国道は終点側から今帰仁方面に向かうとき一時停止しなければいけなかった。現在は信号機が設置され、国道側が優先道路となっている。
- 北部区間のうち名護市伊差川~城の区間は現在の国道58号である名護バイパスが開通する1987年までこの区間が国道だった(バイパスは前年の1986年に全線開通した)。
- 名護市街~宜野座方面に向かう場合、国道329号が辺野古・二見経由の遠回りなため、この許田からの南部区間が近道とされていて、琉球バスが運行する名護東線や名護こどもの国線はこの区間を運行ルートとしている。