田尻歴史館
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田尻歴史館(たじりれきしかん)は、大阪府泉南郡田尻町にある歴史的建造物。 大阪合同紡績を興し「綿の王」と呼ばれた実業家谷口房蔵の別邸として大正時代に建設された施設を田尻町が取得し管理しているものである。愛称は「愛らんどハウス」。
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[編集] 沿革
文久元年(1861年)に和泉国日根野郡吉見の里(現・田尻町)に生まれた谷口は、紡績業を続々と興し、明治33年(1900年)には大阪合同紡績を創立する。
谷口は郷里である田尻でも紡績工場を設立し、また当地に別邸を持つことで所得税の形でも田尻に貢献しようとしたとされる。この別邸は大正11年(1922年)に建てられ、研修・宿泊施設としても用いられた。昭和3年(1928年)の谷口の没後、民間会社や個人の所有を経て、平成5年(1993年)に田尻町が保有するところとなり、一般公開された。平成8年(1996年)には国の登録有形文化財に登録されている。
[編集] 建築概要
- シンボルとなっているレンガ建ての洋館はドイツのユーゲント・シュテイルを取り入れたもので、設計者は不明なものの、大阪瓦斯ビルヂングの設計者である安井武雄の可能性が高いと言われている。ステンドグラスが印象的。
- 隣接して2階建の和館があり、茶室や日本庭園も備わっている。洋館から続いているにも拘らず、違和感を感じさせないのが興味深い。
- 敷地面積 - 3856.79m2
- 延床面積 - 739.97m2
- 所在地 - 〒598-0092 大阪府泉南郡田尻町吉見1101-1
- 備考 - 大阪府指定有形文化財
[編集] 利用案内
- 開館時間 - 9:00~18:00(入館は17:30まで)
- 休館日 - 毎週水曜日と12月28日~1月4日
- 洋館1階のメインホールは、カフェ「ベッラメンテ」となっている。
- 見学は無料。庭園・茶室および各室は借りることができる。
[編集] アクセス
[編集] 周辺情報
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