福井県立図書館・福井文書館
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福井県立図書館・福井県文書館(ふくいけんりつとしょかん・ふくいけんぶんしょかん)は、福井県福井市にある図書館・公文書館である。
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[編集] 建物
閉架書庫は赤いテラコッタで外観が構成されている。開架図書は30万冊であり、内部は十字型の柱が空間を秩序づけている。GA JAPANで、槇は「『ウォーム系』(ヒルサイドウエストなどはクール系)の作品だ」と述べた。
[編集] 施設概要
[編集] 福井県立図書館
- 所在地:福井県福井市下馬町51-11
- 蔵書数:約61万2千冊
- 開館:1950年4月1日
- 現在の県立図書館は、福井市城東にあった旧図書館が狭隘であったため2003年2月に移転開館した。郊外に移転して自動車を持たない利用者から改善を求める声があったので、福井駅前バス停から無料のフレンドリーバスが運行されている。郊外に位置するため無料駐車場が約400台分用意されているが、それでも混雑しているときは駐車が困難である。
[編集] 福井県文書館
- 所在地:福井県福井市下馬町51-11(県立図書館に併設)
- 開館:2003年2月1日
- 公文書:約30,200冊(約6,600冊が利用可能)
- 古文書:約138,000件
- 行政刊行物:約16,400件
- 閲覧室は閉架式になっているため、蔵書の閲覧には申し込みが必要になる。
[編集] 福井県立若狭図書学習センター
- 所在地:福井県小浜市南川町6-11
- 蔵書数:約8万4千冊
- 若狭図書学習センターは福井県立図書館の分館であり、福井県生涯学習センター若狭支所の機能を併設している。生涯学習センターが1階に、図書館が2階にある。
- 郷土資料は嶺南に関する書物に特化している。海洋関係資料を集めた「海のコーナー」、原子力関係資料の「原子力コーナー」、人権啓発資料を集めた「人権啓発コーナー」、商業・ビジネス関係資料の「産業支援コーナー」、「白川文字学コーナー」を設けている。
[編集] 沿革
- 1950年(昭和25年)4月1日―松平家別邸養浩館跡地に開設。福井市立図書館の蔵書約2万冊と越前松平家からの文献約8,500点を受託。松平家からは1959年、1969年にも文献を受託(後の松平文庫)。
- 1960年(昭和35年)8月―福井市立図書館からの寄託図書を福井市に返還
- 1983年(昭和56年)3月26日―福井市城東1丁目に新県立図書館を開設
- 1988年(平成元年)6月2日―小浜市南川町に若狭分館を開設
- 1995年(平成7年)10月1日―若狭分館に生涯学習センター機能を併設し、「若狭図書学習センター」に改称
- 2002年(平成14年)9月9日~2003年(平成15年)1月31日―移転作業を行うために一時閉館
- 2003年(平成15年)2月1日―福井市下馬町に新県立図書館を開設。同時に県文書館も開設
[編集] その他
県立図書館の蔵書は、県内各市町の図書館を窓口にして借りることも可能である。2007年1月より、福井市と小浜市を除く市町の図書館では、県立図書館で借りた本を返却できる。小浜市は従来通り若狭図書学習センターが窓口となる。
2005年には県が購入した五箇条の御誓文の草稿が県立図書館と若狭図書学習センターで公開された。
[編集] アクセス
- 県立図書館・県文書館
- 若狭図書学習センター
[編集] 県内の図書館
[編集] 外部リンク
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