第16回IBAFインターコンチネンタルカップ日本代表
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
第16回IBAFインターコンチネンタルカップ日本代表(だい16かい-いんたーこんちねんたるかっぷにほんだいひょう)は、2006年11月に台湾・台中市で行われた第16回IBAFインターコンチネンタルカップに出場するために編成された日本選手団である。
目次 |
[編集] 概要
前回の大会における代表(2002年)はプロ・アマ混成の日本代表であった。これは、プロ側からも若手育成の機会を求め、同時に翌年にアテネオリンピックの予選を兼ねた第23回アジア野球選手権が控えていたことが大きい。しかし2006年にワールド・ベースボール・クラシックが実現して日本が優勝したのと、プロ野球ではアジアシリーズが2005年から行われていることから、プロからの選手選抜は行わなかった。また、社会人でもこの大会期間と第33回社会人野球日本選手権大会の日程がバッティングすることから、同大会で予選敗退したチームから選手を選抜する必要があり、予選日程終了まで代表が決まらず、大会開幕の約10日前になって代表が選出された。
代表チームは大学生5人と社会人19人から構成される。
予選リーグは参加8チーム総当たりで6勝1敗の2位で通過したが、予選リーグで勝った相手のオランダに準決勝で完封負けを喫し、3位決定戦では地元チャイニーズ・タイペイ相手にまたも雪辱され、4位に終わった。
[編集] 代表チーム
[編集] 監督・コーチ
(かっこ内は選出当時の所属、年齢)
- 30 杉本泰彦監督(日本通運元監督;46)
- 31 鈴木博識コーチ(日大監督;55)
- 32 村上文敏コーチ(JFE西日本前監督;44)
- 33 坂口裕之コーチ(新日本石油ENEOS元コーチ;41)
[編集] 選手
(かっこ内は選出当時の所属、年齢。☆はその後プロ入りした選手。【 】内はプロ入り後の経歴)
[編集] 投手
- 11 森福允彦☆(シダックス;20)【福岡ソフトバンク(2007~ )】
- 13 宮西尚生(関学大;21)
- 14 斎藤貴志(JR東日本;28)
- 15 木村雄太(東京ガス;21)
- 16 松岡昌志(ホンダ鈴鹿;27)
- 17 大場翔太(東洋大;21)
- 18 高崎健太郎☆(日産自動車;22)【横浜(2007~ )】
- 19 益田隆芳(日本通運;29)
- 20 小西正則(硬式野球クラブ東海REX;26)
[編集] 捕手
[編集] 内野手
- 1 渡辺直人☆(三菱ふそう川崎;26)【楽天(2007~ )】
- 2 鈴木勘弥(三菱重工長崎;32)
- 5 二村俊之(住友金属鹿島;27)
- 6 西郷泰之(三菱ふそう川崎;34)
- 7 高阪行俊(シダックス;26)
- 10 小山豪(日産自動車;32)
- 21 寺内崇幸☆(JR東日本;23)【読売(2007~ )】
[編集] 外野手
[編集] 大会戦績
(「台中」は台中棒球場、「インター」はインターコンチネンタルスタジアム)
- 予選リーグ
- 第1戦(11月9日;台中) 日本 4-3 オーストラリア (延長10回)
- 第2戦(10日;インター) 日本 4-3 チャイニーズ・タイペイ
- 第3戦(11日;インター) 日本 2x-1 韓国
- 第4戦(12日;台中) 日本 3-0 オランダ
- 第5戦(14日;インター) 日本 3-6 キューバ
- 第6戦(15日;台中) 日本 6-3 イタリア
- 第7戦(16日;台中) 日本 17-0 フィリピン (7回コールド)
- 6勝1敗で2位通過。
- 準決勝(18日;インター) 日本 0-3 オランダ
- 3位決定戦(19日;インター) 日本 0-4 チャイニーズ・タイペイ
- 4位に終わり、メダルを逃す。
- 個人表彰(日本チーム選手のみ)
- 最高勝率 大場翔太 1.000
- 盗塁王 野本圭 3個
- ベストナイン(遊撃手) 渡辺直人