台中市
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
台中市(たいちゅうし)は、台湾の省轄市の一で、人口はおよそ103万人超(2006年6月)、台湾中部にある台湾で3番目に大きな都市である。
目次 |
[編集] 地理
台中市は台湾中西部に広がる台中盆地に位置し、周囲を山地に囲まれている。行政区で見ると台中市は台中県に取り囲まれており、東は太平市及び新社郷と、西は沙鹿鎮、龍井郷及び大肚郷、南は烏日郷及び大里市、北は豊原市、潭子郷及び大雅郷と接している。
[編集] 歴史
台中市の起源は1705年、嘉義に駐留していた台湾北路営参将張国により南屯一帯が水資源に恵まれた肥沃な土地であることから開墾が開始されたことに遡ることができる。犁頭店より西屯、北屯一帯が当時軍隊が屯田していたことを示す地名として現在に伝わっている。1887年、台中市は鹿港を凌いで台湾の行政中心地となり、1890年には劉銘伝により当時の東大墩街を中心に官公庁を中心に都市計画が立案され、近代都市としての発展のスタートとなった。日本統治時代には清代のインフラ遺産を継承し、鉄道や海運の整備により周辺地域との交流を発展させると共に、市内でも碁盤の目状の道路整備を推進し政治のみならず、台湾中部の経済文化の中心地としての近代都市の地位を獲得し現在に至っている。
[編集] 行政区画
[編集] 交通
[編集] 鉄道
- 台中駅は日本統治時代に建設されたヨーロッパ様式である。1949年に旅客需要の増大に伴い、旧駅舎下り方向側に新駅舎が増築された
- 大慶駅、太原駅は台鉄捷運化計画により設置された。計画では今後松竹駅、精武駅、五権駅が開設される予定である。
[編集] 捷運
都市計画の中で紅、藍、緑の3路線(総延長69.3km、54駅)の建設計画が提出された。詳細については台中捷運の項目を参照。
計画路線
- 烏日文心北屯線 緑線: 大坑-台湾高速鉄道台中駅
- 藍線: 東海大学-太平
- 紅線
- 黄線
[編集] 空港
[編集] 教育
区分 | 数 | 名称 |
---|---|---|
大学 | 6 | 国立中興大学 国立台中教育大学 東海大学 逢甲大学 中山医学大学 中国医薬大学 |
技学 | 2 | 国立台中技術学院 国立台湾体育学院 |
高中 | 6 | 国立台中第一高級中学 国立台中第二高級中学 国立台中女子高級中学 国立文華高級中学 天主教私立衛道高級中学 天主教私立暁明高級中学 |
高職 | 3 | 国立台中高級工業職業学校 国立台中高級商業職業学校 国立台中高級農業職業学校 |
国中 | 34 | 下部行政区域の項目を参照 |
国小 | 70 | 下部行政区域の項目を参照 |
[編集] 歴代市長
代 | 氏名 | 就任日 | 退任日 |
---|---|---|---|
初代 | 楊基先 | 1951年2月1日 | 1954年6月1日 |
第2代 | 林金標 | 1954年6月2日 | 1960年6月1日 |
第3代 | 邱欽洲 | 1960年6月2日 | 1964年6月1日 |
第4代 | 張啓仲 | 1964年6月2日 | 1966年12月6日 |
代理 | 羅立儒 | 1966年12月7日 | 1967年9月1日 |
第5代 | 張啓仲 | 1967年9月2日 | 1967年12月18日 |
代理 | 羅立儒 | 1967年12月19日 | 1968年6月1日 |
第6代 | 林澄秋 | 1968年6月2日 | 1973年2月1日 |
第7代 | 陳端堂 | 1973年2月1日 | 1977年12月20日 |
第8代 | 曽文坡 | 1977年12月21日 | 1981年12月19日 |
第9代 | 林柏榕 | 1981年12月20日 | 1985年12月19日 |
第10代 | 張子源 | 1985年12月20日 | 1989年7月19日 |
代理 | 黄鏡峰 | 1989年7月20日 | 1989年12月19日 |
第11代 | 林柏榕 | 1989年12月20日 | 1995年10月4日 |
代理 | 陳正雄 | 1995年10月4日 | 1996年4月3日 |
第12代 | 林柏榕 | 1996年4月3日 | 1996年6月3日 |
代理 | 林学正 | 1996年6月3日 | 1997年7月29日 |
第12代 | 林柏榕 | 1997年7月29日 | 1997年12月19日 |
第13代 | 張温鷹 | 1997年12月20日 | 2001年12月19日 |
第14代 | 胡志強 | 2001年12月20日 | 現職 |
[編集] 観光地
[編集] 台中市出身の著名人
[編集] 姉妹都市
[編集] 関連項目
[編集] 外部リンク
- 台中市政府公式サイト(要Big5フォント、英語ページ有り)